2. 個人向け国債を知る!4つのポイント
では、個人向け国債にはどのような特徴があるのでしょうか。4つのポイントにそってくわしく紹介していきます。
2.1 個人向け国債のポイント(1)1万円から購入できる
個人向け国債は最低1万円から購入でき、1万円単位で金額を指定することができます。国債と聞くとまとまった金額が必要になるイメージもあるかもしれませんが、少額から始めることも可能です。
たとえば、「今月は3万円、来月は5万円」というように手元の資金に合わせて柔軟に購入資金を調整できるメリットがあります。
2.2 個人向け国債のポイント(2)発行から1年間は中途換金不可
個人向け国債は、発行から1年間は原則として中途換金ができません。購入後すぐに現金化が必要になっても、1年間は手元に戻せない点に注意が必要です。
なお、1年経過後は中途換金ができますが、その際は「直前2回分の利子(税引前)相当額×0.79685」が差し引かれます。保有期間が短いほど受取利子も少なくなるため、ある程度長期で保有することを前提に検討するのが望ましいでしょう。
2.3 個人向け国債のポイント(3)10年もののみ変動金利
個人向け国債には、固定3年・固定5年・変動10年の3種類があります。固定3年と固定5年は満期まで金利が変わりませんが、変動10年は半年ごとに適用金利が見直されるしくみです。
金利上昇局面では変動10年が有利に働く可能性がある一方、金利が低下した場合は受取利子が減少してしまいます。
ただし、変動10年には年率0.05%の最低金利が保証されているため、金利がどれだけ低下しても0.05%を下回ることはありません。
なお、今月募集分でも固定5年(1.89%)が変動10年(1.67%)を上回る状況となっているように、必ずしも変動10年の金利が高いとは限らない点にも注意が必要です。
2.4 個人向け国債のポイント(4)購入できるのは募集期間中のみ
個人向け国債は毎月発行されていますが、購入できるのは各月に設定された募集期間中のみです。たとえば2026年5月募集分の募集期間は5月14日から5月29日までとなっており、この期間を過ぎると5月分は購入できなくなります。
特に、初めて個人向け国債を購入する場合は、金融機関にて国債専用の口座を開設しなければなりません。「今月分を買いたかったのに間に合わなかった」ということにならないように、余裕を持って手続きを行うようにしましょう。