近年、愛車が突然盗まれる「自動車盗難」の被害が後を絶ちません。警察庁が発表した最新の統計資料によると、自動車盗難の発生傾向や手口には新たな変化が見られます。盗難台数が多い車種のランキングを紹介します。
1. 自動車盗難件数は4年連続で増加
警察庁が発表した「自動車盗難等の発生状況等について(令和8年2月公表)」によると、自動車盗難の認知件数は、平成15年のピーク時(約6万4000件)と比較すると1割以下にまで減少しています。
しかし、令和4年以降は4年連続で増加傾向に転じており、決して楽観視できない状況が続いています。近年の自動車盗難の大きな特徴は、「組織化」と「広域化」です。
窃盗グループは特定の高級国産車などを狙い、盗み出した車両を一時的に別の場所に保管した後、都道府県境を越えて悪質な「自動車解体ヤード」などに持ち込み、海外へ不正に輸出するという実態がうかがえます。
こうした犯行グループは実態が見えにくく、メンバーを入れ替えながら犯行を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の特徴を有しており、警察による摘発を免れようと巧妙に動いています。
