一方的に情報を押しつけられていた頃とは違い、今は報道番組などで取り上げられる話題にも、ネット上で自由に意見を発することができるようになりました。話題性の強いニュースであればあるほどコメントの数は伸び、いろんな人がいろんな角度から物事を見て、自分の感じたことを発信しています。

しかし一方で、顔が見えないこともあって強気な発言をしてしまうことも。相手を傷つけてしまうような極端な意見を発信する人が一定数いるのは、ある意味仕方のないことであるとも言えます。

コメント欄を見なければいいだけの話かもしれませんが、育児に行き詰っている世の中のママたちは、コメント欄にも答えがあるかもしれないとチェックしているのです。ズバッと一刀両断してしまうことがいい場合もありますが、育児に関してのとらえ方は人それぞれ。発信する側も、受け取る側も過剰に反応しすぎないのがベストなのではないでしょうか。

コメントを読む相手がいるということと受け流す力が必要

今回私が見かけた「産まなければいい」という何の解決にもならないコメントに対しては、スルーするのが賢明だと感じます。育児の悩みを抱えるママたちの中には、心がとてもナイーブになっている人も。“正論”をズバッと突きつけられ、“自分は母親失格だ”と感じてしまう人もいるのです。コメントを発信する人には相手への思いやりを、悩みを解決したいと考えてコメントを見ているママたちは深く受け止めすぎないように注意できるといいのではないでしょうか。

川西 まあさ