風薫る爽やかな5月、まもなく手元に届く「住民税納税通知書」が気になる季節ですね。「2026年度から年金が増えるのは嬉しいけれど、すぐに税金も高くなってしまうの?」と不安に思う方もいるかもしれません。2026年度の年金増額による住民税への影響はすぐには出ず、反映されるのは2027年6月以降です。

今回は、厚生労働省の調査結果や自治体の基準をもとに、年金世代が知っておきたい住民税の仕組みと、今年の通知書で見るべきポイントを解説します。

1. 【住民税のしくみ】「均等割」と「所得割」の基本

住民税は、住んでいる都道府県や市区町村に支払う地方税です。地方自治体の重要な財源であり、公共サービスやインフラ整備に使われます。

1.1 住民税の基本:「均等割」と「所得割」の2層構造

住民税は「均等割」と「所得割」の2層構造1/2

個人住民税のしくみ

出所:総務省「個人住民税」

個人住民税は、均等割と所得割の2つの部分から成り立っています。

  • 均等割: 所得に関係なく一律に課税される部分
  • 所得割: 所得に応じて税額が決まる部分

1.2 公的年金からあらかじめ天引きされる「特別徴収」

受給している公的年金から年6回の年金支給時に、住民税があらかじめ天引き(特別徴収)されます。納税者の方々には納税通知書により税額などをお知らせします。

納税通知書の発送日は自治体によりますが、一般的に毎年6月初旬~中旬頃届くところが多いです。