昭和感が漂う「みちこちゃん」と一緒に暮らす猫の「モコ」は、モコモコ過ぎる毛がトレードマーク。日課の朝の散歩以外の時間は、ほとんどおうちで過ごすというインドア派。

今日は、ぽかぽかと良いお天気。モコは縁側でお昼寝をしています。すると、そこへ登場したのは、モコのお友だち猫の「イケさん」。モコとは違い、見た目はスリム、クールで知的な雰囲気が漂う猫さんです。寝ているモコを発見し、「暇そうだから、遊んであげようじゃないか。」と縁側に近づくイケさん。

とりあえず、寝ているモコを起こそうと、モコの身体に前足をかけて、ゆすってみますが、モコはなかなか目を開けません。それどころか、「すぴーすぴー」と寝息を立てて、ますます熟睡モードに入ってしまった様子。「寝るなよ!」と毒づくイケさんですが、ふと思いつきます。

もしかして、寝ている今がチャンスなのでは…?

実はイケさん、モコのフワッフワの毛が大好き!モコと遊ぶのも、半分は、モコの毛に触るのが目的なのです。「いつもは前足で、ちょっとつつくくらいしかできないけれど、今なら!今ならいけるかもしれない…!」と、モコの身体に向かって思いっきりダイブします。

モフッ、モフモフモフッ…。ああ、思った通りだ。きもちいい…。

いつものクールなイケさんはどこへやら。衝撃で目が覚めたものの半寝ぼけのモコの背中で、恍惚の表情を浮かべながらモコの毛の感触を、思い切り堪能します。そこに、カラカラカラ~と縁側の扉が開く音がして、モコの飼い主である、みちこちゃんが登場。はっと我に返るイケさん。

「見ちゃった…」「見られた…」。しばし見つめあうみちこちゃんとイケさん。そして、次の瞬間、みちこちゃんは、イケさんの無邪気でかわいすぎる一面を見てしまった感動(?)で、床に突っ伏して笑い出します。一方、やっと意識がはっきりしてきたモコの横でイケさんは……!?

人間だけではなく、猫までも魅了してしまうモコのフワフワ感。ちょっと触ってみたいなあと思った方も多いのではないでしょうか。次回のお話も、どうぞお楽しみに。

【マンガ記事】毛玉ネコ

まるで毛玉のようなモコモコ過ぎる猫の「モコ」と昭和感が漂う「みちこちゃん」。仲良しの二人が織りなす、何だかゆるくて、それでいて懐かしく温かいストーリー。

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