3. もはや「富裕層=東京」ではない?青森や沖縄でプレミアムカード保有者が増えている背景
富裕層を対象としたクレジットカード事業を展開するラグジュアリーカード合同会社が発表した「2025年の新富裕層の消費動向」によれば、2025年の新規会員数は前年と比べて134%と大幅に増加し、過去最高の数字を記録しました。
その中でも特に注目すべきは、地方に住む会員の数が増えていることです。
地方居住の会員も増加3/3
出所:PRTIMES「【ラグジュアリーカード|新富裕層の消費動向調査】若年層・地方も伸長し、会員数は過去最大の増加を記録。AI利用や円安下の旅行消費、法人決済の拡大など最新調査を発表。」
東京や大阪などの大都市圏は依然として会員数が多いですが、増加率を見ると、宮崎県(前年比167%)、沖縄県(同159%)、青森県(同155%)、愛媛県(同154%)、群馬県(同153%)、兵庫県(同151%)といったように、地方で150%を超える高い成長率を示している地域が複数あります。
従来、プレミアムカードの特典やサービスは都市部に集中する傾向があり、地方の富裕層にとっては利用する価値を見出しにくい状況がありました。
しかし最近では、旅行関連のサービスが充実し、利用できる場面も増えたことで、地方でもその利便性を感じやすくなり、これまで眠っていた需要が急速に現れたと考えられます。
この傾向を裏付けるデータとして、国内の空港施設における加盟店の取扱高も前年比146%と増えています。
羽田空港(前年比161%)だけでなく、熊本空港(同150%)、広島空港(同149%)、宮崎空港(同148%)、那覇空港(同143%)など、地方の空港での決済金額も大幅に増加しています。