2. 【60歳代の貯蓄】ふたり以上世帯は平均と中央値「1200万円の差」

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」の「60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)」をグラフを交えて確認していきます。

※金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、生命保険なども含まれます。また、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。

「60歳代・二人以上世帯」の平均貯蓄額は2683万円ですが、この数字は一部の高額資産保有層が平均を引き上げていますが、より多くの方の実感に近いのは中央値の1400万円でしょう。この中央値が、平均値よりも生活実感に近い「真ん中の層」の数字といえます。

1400万円という中央値を一つの目安にしつつも、持ち家の有無や退職金の額は人それぞれ。自分たちの暮らしに合わせた「リアルな出口戦略」を立てることが欠かせません。

今は銀行に預けておくだけでは、物価上昇でお金の価値が目減りしてしまう時代です。新NISAなどを味方につけて、資産を「守りながら増やす」工夫を、できるところから始めてみるのが賢い選択かもしれません。