実家で母親が家事などやってくれるのが当たり前で、公共料金の支払いなども自分でやったことがない人は、結婚してから苦労しそうです。特に母親が専業主婦で料理も掃除も完璧だったりすると、時短になる便利家電を購入するのはおろか、カット野菜を使うことにすら否定的なことも。

共働きで仕事と家事に追われる状態で「お母さんは自分でやっていたしお金がもったいない」などと生活費をケチられたらモヤモヤしてしまいますよね。一方で一人暮らし経験者なら、家事の大変さや公共料金にどれくらいかかるかなども理解できるでしょう。

実家暮らしは必ずしも悪いことではありませんが、自分の意見を主張し、主導権を握りたがるタイプだと大変かもしれません。

女性関係にだらしがない

女性関係にだらしがない人は、お金以前の問題もありますが、「けじめがつけられない」という問題を抱えています。結婚してからも女性や夜のお店にお金を使い込み、生活費がもらえなくなるということになれば、女性問題とお金の問題の二重苦を味わうことになってしまいます。挙句の果てには既婚者と不倫関係になり慰謝料を請求される場合も。

女性関係の問題は一度きりなら許しても良いかもしれませんが、何回も繰り返すのなら治ることは期待できないでしょう。特に結婚前からトラブルがあるという場合は、思い切って離婚を選択したほうが良いかもしれません。

結婚何年目での離婚が多い?

最後に、同居期間別の離婚件数を見てみます。2018年12月に厚生労働省が発表した「人口動態統計」の年間推計では、平成30年(2018年)の推計値で離婚件数が20万7000件、離婚率(人口千対)は1.66。また、「平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況」を見ると、同居期間別の離婚件数は以下の通りになっています。

・5年未満:6万6491件
・5年以上10年未満:4万2333件
・10年以上15年未満:2万8226件
・15年以上20年未満:2万2950件
・20年以上25年未満:1万7254件
・25年以上30年未満:1万129件
・30年以上35年未満:4958件
・35年以上:5944件

ここからは、5年未満の同居期間のうちに離婚する件数が最も多く、結婚してからの数年間で決心する人が多いことがわかります。「子供ができる前に別れてしまおう」という人が少なくないのかもしれません。

おわりに

一昔前に比べると離婚に対するネガティブな見方が減り、一度しかない人生で「嫌いな人と我慢して生活するより、離婚して新しい人生を切り開く方が良い」と考える人も増えています。しかし「円満離婚」というのはそうあるものではなく、精神的にも体力的にもストレスがかかるようです。結婚はタイミングといわれますが、なるべく離婚することがないように結婚前の見極めはしっかりしたいものですね。

LIMO編集部