5月に入り、少しずつ汗ばむ日も増えてきました。

湿度が気になる梅雨や、毎年のように「猛暑」が話題になる季節も、すぐそこに来ています。

そんな中、みなさんは2027年4月からエアコンの「新たな省エネ基準」がスタートすることをご存知でしょうか。

SNSなどでは「エアコン2027年問題」とも呼ばれ話題になっており、私たちの家計に直結する重要な変更となります。

そこで本記事では、この新基準によって私たちの電気代がどう変わるのか、目先の価格に惑わされて「〇円の無駄」をしないためのポイントを、経済的な視点に絞って分かりやすく解説いたします。

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1. 【エアコン省エネ新基準】新基準エアコンで「最大約18万円の節約」に

2027年度の新しい省エネ基準をクリアしたエアコンは、これまで(2010年度基準)の製品と比べて省エネ性能がアップします。

具体的には、「6畳用(2.2kW機)」において、省エネ性能を表す数値「APF(通年エネルギー消費効率)」が5.8から6.6へと向上します。

APFとは、エアコンが1年間で必要な冷暖房能力の合計を、その期間の消費電力で割った指標です。

数値が高いほど省エネ性能が高いとされ、実際の電気代も安くなります。主に省エネ基準達成率の計算や、製品の省エネ性能を比較する際に使用されます。

2023年から2025年の電力料金の平均(31.75円/kWh)を前提とした、資源エネルギー庁の試算によると、これによる節約効果は以下の通りです。

1.1 6畳用エアコン(2.2kW機)の場合

年間で約2760円の節約になります。

これを、内閣府の調査によるエアコンの平均使用年数「約14年」で換算すると、トータルで約4万円の節約になります。

1.2 14畳向けエアコン(4.0kW機)の場合

年間で約1万2600円の節約になります。

同じく14年間の使用で換算すると、トータルで約18万円の節約になります。