3. 貯蓄2000万円で老後は安心できるのか?
数年前に話題となった「老後2000万円問題」ですが、実際には貯蓄が2000万円あれば十分とは言い切れないのが実情です。
65歳以上の無職夫婦世帯では毎月およそ4万円が不足しており、その分を貯蓄から補填している状況です。
この状態が続くと仮定すると、年間で約48万円、20年間では約960万円の資金が必要になる計算です。
単純計算上は2000万円で対応できそうに見えますが、物価の上昇や医療費・介護費の増加により、支出が想定以上に膨らむ可能性も十分に考えられます。
また、65歳以上の二人以上世帯の平均貯蓄額は2509万円ですが、中央値は1658万円にとどまっています。
これは、すべての世帯が同じ水準の資産を保有しているわけではないことを示しています。
これらの点を踏まえると、老後資金は特定の目安額だけで判断するのではなく、家計全体の収支を考慮して検討することが大切だといえるでしょう。
では、老後の生活を支える重要な柱である年金は、実際にどのくらいの金額が支給されているのでしょうか。