いろいろな失敗も起こりそうですが、心配なく快適な出産を迎えられるように、自分のお産をデザインしてみませんか。自分にぴったりの納得できるお産を目指してみましょう。
無痛分娩も選択肢の一つですし、分娩室に持ち込みたいものを事前に相談しておくのも良いでしょう。実用的なアイテム以外に、お気に入りの音楽や環境音などの音楽、アロマオイルで好きな香りを用意することもできます。
呼吸法も、産科で指導されている方法以外にソフロロジー法や丹田式呼吸法などもあります。
病院にお任せするのもシンプルな方法で安心ですし、自分のお産をデザインしてみることで出産への好意的なイメージトレーニングに役立つはずです。
また立ち会い出産を予定している場合は、夫婦で準備をする必要があります。どのようにサポートして欲しいか、持ち物のチェックなどを2人で話し合いましょう。
「立ち会い出産」満足度は95%!
㈱ベビーカレンダー(旧社名:㈱クックパッドベビー)の調査(期間:2018年2月15日~18日、対象:産院・クリニック出産経験者2521人)によると、立ち会い出産をした夫婦は18年時点で74%となっています。03年では、立ち会い出産をした夫婦は31%となっており、15年前に比べると2倍以上に増加しています。
また立ち会った男性に対し、立ち会い出産の満足度も聞いています。「満足した」が79%ともっとも多く、次いで「やや満足した」が16%となっています。合わせて95%と、高い満足度です。
増加の背景には、「働き方改革」により有給休暇を取得して出産に立ち会える男性が増えたことも影響があるでしょう。また産院やクリニック側も、立ち会い出産ができるように環境を整えているところが増えています。
「感動の瞬間を共有できる」というのは、家族の絆を深めるのに良い影響があるでしょう。また夫の「父親としての自覚の芽生え」も促されるのではないでしょうか。
「みんなしているから」選択していいの?
立ち会い出産が増えているから、という理由で安易に選択しても良いものなのでしょうか。
「出産」は医学の進歩があったとしても命がけです。何があるか分からないからこそ、妻は不安です。そのため、夫の立ち会いは安心感があります。
しかし、本当に危険な状態になってしまった場合は、夫は分娩室から退出させられてしまいます。
また、夫のサポートが逆にストレスになる場合もあり、2人目の出産は1人で挑むママがいるのも実情です。
夫側からしても、出産時の妻の言動が原因で夫婦仲が冷めてしまう…なんてことも起こっています。
「出産時の妻の姿が頭から離れず、夫婦生活がなくなった」といったリアルな声も。
命がけで頑張っている女性にとっては失礼な話ですが、男性にとってはそれほど衝撃的な経験なのかもしれません。
「みんながしているから」ではなく、夫婦で話し合って決めることが重要です。
さいごに
妊娠して子どもを生むというのは非常に大変なこと。ママと赤ちゃん両方が命をかけて頑張ったからこそ、無事に生まれてくるのです。
ママはリラックスして出産を迎え、産後はゆっくり過ごして思いっきり息抜きもしていきましょう。パパはママや子どもを労い、ママのリラックスを手助けしてあげることが大切だと思います。
【参考】
『イマドキの『立ち会い出産』事情を調査』ベビーカレンダー
LIMO編集部