待ちに待ったゴールデンウィーク(GW)が近づいてきました。
2026年(令和8年)のGWは、4月25日(土)から5月6日(水)までの最大12連休となる方もいることから、各地で大きな賑わいが予想されます。
旅行や帰省の足として欠かせない高速道路ですが、気になるのが毎年のように発生する「大渋滞」です。
本記事では、NEXCO西日本が発表した管内(関西・中国・四国・九州エリアなど)の渋滞予測と、最新の全国的な旅行動向データを解説します。
1. NEXCO西日本エリアのGW渋滞ピーク予測:行きも帰りも「5月2日」に要注意
NEXCO西日本が発表した渋滞予測によると、今年のGW期間中(4月25日~5月6日)は、同社管内の高速道路で交通集中による激しい混雑が予想されています。
全国的にも類似の傾向となることが多いため、他エリアでお出かけの方も日程の参考にしてみてください。
1.1 下り線(帰省・旅行方面)のピーク
下り線のピーク1/2
出所:NEXCO西日本「NEXCO西日本エリアのゴールデンウィーク期間における高速道路の渋滞予測」をもとにLIMO編集部作成
NEXCO西日本エリアにおける下り線の渋滞ピークは、連休前半の「5月2日(土)」です。
特にE3九州自動車道の「筑紫野IC」先付近を先頭に、朝から昼にかけて最大約35kmの激しい渋滞が見込まれています。
1.2 上り線(Uターン方面)のピーク
上り線のピーク2/2
出所:NEXCO西日本「NEXCO西日本エリアのゴールデンウィーク期間における高速道路の渋滞予測」をもとにLIMO編集部作成
上り線の渋滞発生回数自体は連休終盤の「5月5日(火)」が最多予測ですが、最大渋滞長で見ると下り線と同じく「5月2日(土)」に大きなピークを迎えます。
E1名神高速道路の「大津IC」付近を先頭に、朝から昼過ぎにかけて最大約30kmの渋滞が予測されています。
行きも帰りも、連休前半の移動には特に警戒が必要です。
2. 【全国共通】GW期間中はETCでも「休日割引」適用外
車での移動を予定している方に、家計の観点から必ず押さえておいていただきたいのが「料金割引の適用外期間」です。
渋滞の激化を避けるための措置として、2026年のGW期間中(4月25日〜5月6日)は、ETCを利用した場合でも「休日割引」が適用されません。
なお、この措置はNEXCO西日本に限らず、NEXCO東日本・中日本など全国の高速道路会社で共通して実施されます。
さらに、対象エリアの高速道路が定額で乗り降り自由になる「NEXCO西日本のドライブパス(周遊割引)」も、4月24日(金)から5月7日(木)までは利用不可となっています。
「いつもより安く行ける」という前提でいると想定外の出費となるため、事前の予算計画においては正規料金での算出が必須です。
3. 今年のGW渋滞を加速させる「安・近・短」の消費トレンド
激しい渋滞の背景には、物価高による消費者の旅行トレンドの変化が影響しているのかもしれません。
JTBが発表した「2026年ゴールデンウィーク(4月25日~5月7日)の旅行動向」によると、今年の総旅行消費額は1兆2876億円、国内旅行における1人あたりの平均費用は4万6000円になりました。
平均旅行予定費用は前年割れの予測となっています。
長引くインフレの影響からか、レジャーの予算を抑えて賢く楽しむ「安・近・短(安く、近く、短期間)」の傾向が全国的に鮮明になっており、宿泊日数は「1泊2日」が最多です。
さらに交通費を削るため、移動手段として新幹線や飛行機ではなく「自家用車」を選ぶ人が過半数(54.6%)を占めています。
「遠出を控えて、マイカーで近隣の県へ出かける」という生活防衛の意識に基づく経済的な選択が、全国各地の高速道路の混雑をさらに押し上げる要因となっているのかもしれません。
4. 4. おわりに:最大の節約術は「タイムシフト」
ただでさえガソリン代が高止まりする中、渋滞に巻き込まれて燃費を悪化させたり、PA・SAでの想定外の出費がかさんだりするのは家計にとって痛手です。
今年のGWを賢く乗り切るためには、過去のデータやリアルタイムの交通情報(NEXCO各社の「アイハイウェイ」など)を活用し、出発日時を混雑のピークからずらす「タイムシフト(分散型の移動)」も節約術のひとつとなります。
事前の情報収集で賢くスケジュールを組み、お財布にも心にもゆとりのある連休をお過ごしください。
参考資料
LIMO編集部