4. 老後資金の必要額は家計の収支次第!赤字か黒字かを確認する方法
ここまで、65歳以上の世帯における平均的な貯蓄額、生活費、年金額について確認してきました。
老後資金の準備を始める第一歩は、ご自身の世帯の収支が「赤字になるか、黒字になるか」を把握することです。もし赤字になる場合は、毎月いくら不足するのかを試算してみましょう。
「ねんきんネット」を利用すれば、将来の年金見込額を手軽に確認できます。支出は現在の生活費をベースに、退職によって変動する項目(減る支出・増える支出)を考慮して計算することが大切です。税金や社会保険料の支払いも忘れずに含めましょう。
特に国民年金のみを受給する場合、生活費の赤字額が大きくなる傾向があります。不足分をどのように補うか、私的年金や貯蓄などを活用した計画を立てることが重要です。
老後に必要な資金は、日々の生活費の赤字を補うだけではありません。家電の買い替えや、自動車を所有している場合は維持費(車検、ガソリン代、保険料など)や買い替え費用も発生します。さらに、旅行や趣味を楽しむようなゆとりのある生活を望むなら、そのための資金も別途準備する必要があります。
まもなく訪れるゴールデンウィークは、普段忙しくて後回しにしがちな、お金やキャリア、ライフプランについてじっくりと向き合う良い機会です。この連休を利用して、ご自身の将来設計を一度見直してみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
マネー編集部貯蓄班
著者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2025年9月21日更新)