3. まとめにかえて

データから見ると、奈良県は全国的に見て「老後2000万円問題」による家計への影響が比較的穏やかな地域といえます。しかし、平均的な試算でも1600万円を超える不足額が予測されることに変わりはなく、県内ではシニア層を含めNISAを活用した自助努力が活発に行われています。

特に40歳代・50歳代の現役世代にとっては、全国平均を上回る水準にある公的年金制度を老後の柱としつつ、NISAでの積立投資を補完的に組み合わせることで、将来の不透明感に対してよりゆとりを持った備えができるでしょう。

地域的な優位性を活かしながら、早期から資産形成に向き合う姿勢が、安心感のある老後生活に繋がります。

参考資料

村岸 理美