結婚生活では、お金に対する意見の食い違いが大なり小なり起こるものです。育ってきた環境や価値観が違う者同士が生活する以上は仕方がないことですが、夫婦関係に致命的なヒビが入ったり、子どもに悪影響を及ぼすような大喧嘩は避けたいもの。では、夫に対してはどのようなお金の不満があるのでしょうか。その理由と対策を探ります。

いくらお小遣いの範囲と言っても…お金の無駄遣いが多い

夫の給与口座も貯蓄用の口座もすべて妻が管理していて、夫に毎月定額のお小遣いを渡している場合は、妻が主権を握れるので不満はなさそうなものです。

しかし、妻は家計を握る以上、「毎月いくら貯めないといけない」、「食費を抑えるためにどうすれば良いか」と常に心配しなくてはいけません。そのため、いくら自分が家計をコントロールできる立場だとしても、余るほどの収入がある場合を除いては、自分の好き勝手にお金を使うことができません。

一方でお小遣い制の夫はお小遣いの範囲なら自分の好きなように使えます。タバコ、お酒、ギャンブルなど妻からすれば無駄遣いと思われるものまで。妻は家計のために服の購入や美容院に行く頻度を抑えめにしていればなおさら、「貯金や家計のことを考えずに自由に使えていいわね」と思ってしまうでしょう。

不公平感を取り除く方法として、生活費の中に妻が自由に使うことができるお金を含めて管理するのではなく、妻も一定額のお小遣いを定めて、その範囲内は自由に使えるようにしてみてはどうでしょうか。また、夫も大切なお小遣いを無駄に使うことがないよう、お小遣いの範囲内であってもタバコは1週間に何箱まで、飲み会は何回までなどと夫婦で話し合って決めておき、余った分は貯金に回せると理想的ですね。

お金を必要とする理由があるのに聞く耳を持たない

夫が家計を握り、妻に毎月決まった金額を生活費として渡しているケースでは、妻としては生活費の管理だけすれば良いので貯金のプレッシャーは少ないかもしれません。しかし、大きな買い物をするときは夫に許可を得ないと使えないなど、お金に対する自由度が低くなることも考えられます。

たとえば、夫が節約家で、家事・育児を時短するために最新の便利家電を買ってくれるように交渉しても「今まで通りで大丈夫でしょ?」といわれてしまったら、諦めるか喧嘩になるかのどちらかです。このようにいちいちお金を使うための交渉は面倒ですし、交渉しても聞いてくれないと夫に対して不満が募るようになるでしょう。

また、夫が明らかにお金を使い過ぎている、貯金をちゃんとしているか分からないという場合は、信頼することができなくなってしまいますよね。蓋を開けたら「全く貯金はありません」なんてことになったら大変なので、定期的に大体どれくらいの額の貯金があるのか、どのようにお金を貯めるかという作戦会議を夫婦でして、なるべく家計のことはオープンにできるようにしておきたいものです。

子どもの教育費や習い事での衝突