子どもは産まない方が幸せ?既婚子なし女性の幸福度の高さから見る、日本女性の生きづらさ

女性のなかには、毎日の仕事や家事、育児に追われて「つらい」と感じている人も多いのではないでしょうか。

夫婦でしっかり話し合って、または自分でしっかり考えて進むべき道を決めていたとしても、職場や親、親戚など周囲の人たちからさまざまな意見を聞かされて、気持ちが揺れてしまう場合もあるでしょう。

女性の「つらさ」とは

女性の人生には、結婚や妊娠、出産、育児、そして退職や復職などといったさまざまな転機が訪れます。それぞれのタイミングで自分なりの判断を下しながら前に進まなくてはなりません。かつて日本では「男はつらいよ」という映画が大変な人気を博していました。しかし今、「女性はつらい」と考えている人が増えているのです。

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セレブ主婦向け雑誌として一世を風靡した光文社の『VERY』をご存じでしょうか。東京都白金発の「シロガネーゼ」、兵庫県芦屋発の「アシャレーヌ」といった言葉を生み出したのも『VERY』でした。この『VERY』で扱われるテーマが時代とともに変化しています。

2013年2月のテーマは「子育てがつらい私はダメ母ですか?」、16年10月のテーマは「『いい母』の定義なんて誰が決めた?」でした。18年には「『きちんと家のことをやるなら働いてもいいよ』と将来息子がパートナーに言わないために今からできること」という特集が組まれています。

女性たちはどんな「つらさ」のなかにおかれているのでしょうか。

幸福度を決めるもの

最初に18年に明治安田生活福祉研究所が発表した『人生100年時代の結婚に関する意識と実態』をもとに、40~64歳の男女が考える現在の幸福度や結婚生活に対する満足度についてみていきましょう(男女別幸福度の表を参照)。

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男女別幸福度(出典:明治安田生活福祉研究所の資料を参考に編集部作成)

本調査によると、既婚女性では子どもがいるかいないかで現在の幸福度に大きな違いがみられませんでした。

「とても不幸」「どちらかといえば不幸」だと答えた人の割合が高いのは、男女とも未婚者や離別者・死別者など配偶者が不在なケースでした。とくに男性でその傾向が強く、不幸と答えた人と幸せと答えた人の割合が拮抗しています。

一方、女性では離別者・死別者でも「幸せ」だと回答した割合が70%を占めており、男性との差が際立っています。女性未婚者の6割近くが「どちらかといえば幸せ」と答えていて、結婚以外に人生の楽しみをみつけている様子もうかがえます。

結婚生活の満足度を決めるもの

参考記事

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LIMO編集部

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