3. ライフコースに応じて年金額がどのように変わるかシミュレーション(5パターン)
年金額は個人差が大きいものです。「自分はいくらもらえるのか」を知るにはねんきん定期便やねんきんネットなどが役立ちますが、厚生労働省が公表する「多様なライフコースに応じた年金額(概算)」もひとつの参考になります。
同資料をもとに、2026年度のケース別の年金額例をシミュレーションしてみましょう。
※2024年度に65歳を迎えた人を想定した概算
3.1 ケース1:厚生年金期間中心の男性
〈年金月額〉17万6793円
- 平均厚生年金期間:39.8年
- 平均収入:50万9000円(賞与含む月額換算)
- 年金月額:17万6793円(国民年金6万9951円、厚生年金10万6842円)
3.2 ケース2:国民年金(第1号被保険者)期間中心の男性
〈年金月額〉6万3513円
- 平均厚生年金期間:7.6年
- 平均収入:36万4000円(賞与含む月額換算)
- 年金月額:6万3513円(国民年金4万8896円、厚生年金1万4617円)
3.3 ケース3:厚生年金期間中心の女性
〈年金月額〉13万4640円
- 平均厚生年金期間:33.4年
- 平均収入:35万6000円(賞与含む月額換算)
- 年金月額:13万4640円(国民年金7万1881円、厚生年金6万2759円)
3.4 ケース4:国民年金(第1号被保険者)期間中心の女性
〈年金月額〉6万1771円
- 平均厚生年金期間:6.5年
- 平均収入:25万1000円(賞与含む月額換算)
- 年金月額:6万1771円(国民年金5万3119円、厚生年金8652円)
3.5 ケース5:国民年金(第3号被保険者)期間中心の女性
〈年金月額〉7万8249円
- 平均厚生年金期間:6.7年
- 平均収入:26万3000円(賞与含む月額換算)
- 年金月額:7万8249円(国民年金6万9016円、厚生年金9234円)
働き方、そして厚生年金の加入期間により、将来の年金額に大きな差が生じることがわかりますね。
国民年金中心という人の場合、年金月額は約6〜8万円となっています。
4. まとめにかえて
2026年度も年金額は増額されましたが、それ以上に物価上昇が進んでいるため、計画的な収支管理が必要になります。
老後資金計画を進めるにあたっては、年金見込額や退職金の予定額などを早めに確認しておきましょう。
参考資料
太田 彩子
