相場動向まとめ
2016年2月23日のTOPIXは前日比▲0.7%下落。東証一部全銘柄で、値上がりは422社、値下がりは1,415社、変わらずは84社でした。相場全体の膠着感が高まるなかで、同一セクター内でパフォーマンスの良かった銘柄を売り、悪かった銘柄を買う動きが一部で見られました。
上がった株
フジクラ(5803)は前日比+7%上昇。電線大手。2016年2月22日に、発行済み株式総数の3.27%、65億円を上限とした自社株買いを発表したことや、社長交代を発表したことが好感されました。
IHI(7013)は前日比+5%上昇。総合重機大手。2016年2月22日に社長交代を発表しており、経営立て直しに対する期待する買いが集まりました。
ミツミ電機(6767)は前日比+4%上昇。中堅電子部品メーカー。一部証券会社が投資判断を据え置いたことが好感された模様です。本日は、2017年4月に経営統合予定のミネベア(6479)も上昇しました。
下がった株
日立キャピタル(8586)は前日比▲5%下落。総合リース大手。一部証券会社による目標株価の引き下げが嫌気されました。
NTTドコモ(9437)は前日比▲4%下落。通信キャリア大手。一部証券会社による目標株価の引き上げがありましたが、利食い先行により売られました。本日は、KDDI(9433)、日本電信電話(9432)が下落する一方で、ソフトバンクグループ(9984)が買われており、セクター内での銘柄入れ替えの動きがある模様です。
三井不動産(8801)は前日比▲4%下落。不動産大手。特段のニュースはありませんが、三菱地所(8802)とともに売られました。
【2016年2月23日 投信1編集部】
■参考記事■
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LIMO編集部