次に面接官が必ず見ているNGポイントについてご紹介します。緊張してうまく答えられなかった。話の語尾がおかしくなってしまった…。そのようなミスよりも、人間性など根幹に関わる部分でNGに該当することがあります。就職活動は誠実に進めていきたいものですね。

[1]言葉遣い

正しい言葉遣いは面接での印象を大きく左右します。基本的なことですが、言葉にはその人の人物像や感情面が表れやすいのです。気を許されたような瞬間があったとしても、いわゆる「タメ口」には注意しましょう。面接官も応募者の人物像を見極めたいと考えています。
待機場所での様子、廊下での会話などから本当の姿も垣間見えます。気を抜かないようにしましょう。

[2]周囲への配慮

集団面接で時間が限られている中、つい話が長くなっていませんか。積極性や話題の豊富さも大切ですが、このような場面では時間配分を守って的を絞りましょう。集団面接を乗り越える学生は、みんなの意見を引き出したり、まとめ役もこなしたりしています。協力して全体の話を時間内にまとめ上げる力は企業が欲しいチームワーク能力です。体育会系の学生が面接官に根強い人気があるのは、こうした協力活動に慣れているという安心感があるからでしょう。

[3]志望先の取り扱い

どの企業も真剣に採用活動を行っています。採用担当者にとって面接は業務そのものです。心の中に優先順位はあるでしょうが、それを他社の面接でにおわせるような言動は慎みましょう。また、複数の企業から内定をもらった場合、内定辞退は就職活動の中でも重要な仕事となります。連絡や挨拶など、社会人として責任をもって完了させましょう。

さいごに

面接中は気を引き締めていても、終わったとたん緩んでしまうこともあります。面接の様子や他企業の採用状況など、ちょっとした時間におしゃべりしてしまうことはありませんか。これは社会人としても不適切です。重要な情報であるという意識を持ちましょう。就職活動中は自分の良い面をしっかり表現できるよう落ち着いて臨めると良いですね。

LIMO編集部