1.正社員の退職が高リスク
配偶者がいる中高年男性のひきこもりの原因として考えられるのが、退職です。
パワハラやリストラなどで、それまで勤めていた仕事をやめてしまい、そのまま就職せずに引きこもってしまうという状況が多いのだそう。
とくに正社員として働いてきたという人の退職はリスクが高く、退職してすぐには就職活動をするけれど、だんだんと家に引きこもってしまうということが多いのです。
2.定年退職もリスクになる
自分で仕事をやめるのではなく、定年で退職した夫のひきこもりのリスクも高いといわれています。
定年まで仕事を頑張ってきて、職場という居場所をなくすことで、周囲になじめず家に引きこもってしまう高齢の男性が多いというのも現実なのです。
子どものひきこもりリスクを低くするために気をつけたいポイント
育児をしている人の中には、「自分の子どもをひきこもりにさせたくない」と考えている方も多いですよね。ここからは将来自分の子どもが「ひきこもり夫」や「大人のひきこもり」にならないように、気をつけたいポイントをご紹介します。
まず気をつけたいのが、自分の価値観を押し付けないということ。
子どもが自分と違うことを考え、行動しているのを怒ってしまうのはNGです。何度も自分の価値観を否定されることによって、子どもの自己肯定感が低くなってしまうということも考えられます。
子どもとはいえ「自分とは違う人間」ということを忘れないでおくことが必要です。
また過保護になってしまうことも、ひきこもりのリスクを高めます。
とくに1番上の子供は手間をかけやすく、先回りして世話をしてしまうことが多いもの。そのような不便のない生活を長くすることで、ストレスやプレッシャー、失敗に弱い性格になりやすく、さまざまなきっかけでひきこもりになってしまうリスクが高いのです。