4. 個人向け国債はポートフォリオの一部に最適

今回の記事では、個人向け国債10年について、なぜ今個人向け国債が売れているのか、買ってはいけない人の特徴についてもお伝えしました。

個人向け国債は、国が元本の返済や利払いを責任を持って行うことから、高齢者や富裕層の投資先としても選ばれてきた金融商品です。数千万単位で預ける方も多く、もともと定期預金より有利と考える方も少なくありません。

また、定期預金は預金保険の保護の対象になりますが、保護される金額はひとつの金融機関につき、1人当たり一般預金で元本1000万円とその利子までです。そのため、預金に大きな額を預けるとリスクが高まることになります。

その点、個人向け国債はペイオフの対象外ではありますが、実質は国が元本と利払いを「責任をもって行う」としていますし、購入金額の上限もなく、国の信用リスクは銀行よりも低くなります。お金の置き場所として選択肢になりやすい一面もあるでしょう。

国債の最大の買い手であった日銀は、金融政策の変更後、国債の購入を徐々に減らしています。安定消化のためには、新たな保有層を確保する必要がありますが、その一環として、今年の12月募集分より、個人向け国債の販売対象者は個人限定だったのを一部の法人まで拡大する予定です。

ますます身近になる個人向け国債。一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

参考資料