改善1. パンの冷凍保存とシリアルやふりかけの活用
3人の子供は好みがバラバラなので、3人のニーズに応えられる方法を考えました。たとえば、買ってきたパンは無駄が出ないように冷凍保存をし、食べる枚数だけトーストするように。また、シリアル系が好きな子には、食べ応えのあるグラノーラを食べさせるようにしました。さらに、和食が好きな子のために好物のふりかけを常備し、毎朝鮭を焼くようにしました。
3人が共通して好きな鮭は、絶対切らさないようにしています。食パンを食べた後に鮭、シリアルを食べた次にご飯と鮭など、筆者からしたら「本当に美味しいの?」という食べ方をしています。とりあえず鮭さえあれば3人とも文句を言わないので、お買い得な日に1週間分の鮭を買い求めるようにしています。そして、この方法を導入してから「給食前にお腹が減った」と口にする回数が劇的に減りました。言うとしたら、4時限目が体育だった日に限定されます。
改善2. 朝食に関する衝突がなくなった
こうした朝食の工夫を始めると、子供の食の好みを原因とする衝突がなくなりました。それぞれが好きなものを食べるようになったので、ストレスを抱えずに朝を過ごすようになったからです。もちろん、栄養に偏りがないように野菜も出すよう心がけていますが、食べたい物を食べられて朝食の満足度が高まってきてているので、子供からの文句はなくなりました。
改善3. 残り物が劇的に減ったことで筆者の体重増加もストップ!
3人の子供達の好みに対応して朝食を出すことで、残り物が劇的に減少。そのおかげで、筆者も残り物を食べる機会がほとんどなくなり、おかげさまで体重増加もストップしました。薄着になる季節を前に何とかストップしたのは大きな成果です。あとは、減らす努力をしなくてはいけませんが・・・。
学校現場で問題になっている朝食抜き
ここ10年で子供の朝食抜きは学校現場でも問題視されており、筆者の子供達が通う小学校でも定期的に朝食に関するアンケートをとっています。また、保護者向けに朝ごはんの重要を説明したプリントまで定期的に配布されています。
朝からガッツリご飯を食べることは大人でも容易ではありませんが、全く食べないと授業中に集中できません。実際、筆者の子供達もお腹が減ると4時限目の授業は集中できないと口を揃えて言っています。「朝は全然食べてくれない」という場合は、子供が好きそうな食事内容にしてみるなど、何らかの対策を試してみることは大切でしょう。
親と子供の考えや嗜好が一致するとは限りません。また、食事に関して朝から言い合いになると、1日のスタートが暗いものになります。家族が明るい気持ちで登校や出勤できるようにしたいものです。
中山 まち子