育児における苦労は、子どもの人数によっても違ってくるようです。そこで、2人育児、3人育児をしているママにそれぞれの悩みを聞いてみましょう。まずは、2人の子どもがいるママの体験談です。

「2人目が生まれたとき、上の子に『ちょっと待ってね』と我慢してもらう場面が一気に多くなったんです。とくに下の子が赤ちゃんのうちは、授乳やおむつ替えを頻繁にしなければならず、その度に上の子に待ってもらっていました。

とはいえ、小さい子どもが何度もおとなしく待ってくれるわけではありません。寂しい思いをさせていることにも申し訳なく感じていました。1人でぽつんとテレビを見ているときの後ろ姿は、今でも目に焼き付いています。

そういった面では、3人目がいる時のほうが気楽だったかも。やはり、1人で待っているより2人でいたほうが、本人たちの寂しさも和らぎますからね」

3人育児の辛さは男女比で異なる

続いて、子どもが3人の場合をみてみましょう。男女比が異なる2人のママに話をうかがいました。

男2人、女1人の場合

「男の子って、2人揃うとケンカをし始めたりイタズラをしたりで大変なんですよね。『お兄ちゃんに負けた』と大騒ぎすることも。悔しさのあまり、号泣しながら暴れまわる時もありましたよ。どうやら男の子には、女の子とは別のプライドがあるみたいです」

男1人、女2人の場合

「女の子はお手伝いが好きな傾向があるので、弟ができた際はお姉ちゃんに助けられていました。その代わり、女の子の育児で慣れていたせいか、男の子の体力に体がついていきません。弟は感情の波が激しかったので、その対応にも参ってしまいました。

あと、女の子は人間関係で悩むケースが多いように感じます。そのため、どうアドバイスすべきか悩まされることもしばしば…」

育児の正解ってなんだろう…やっぱり笑顔が多い方がいい

子どもの人数や性別によっても違ってくる、育児の悩み。ママの「もっとこうしなければ」「こんな育児じゃダメだ」という思いが強まるほど、思い通りになっていない現状に罪悪感を抱えてしまうのかもしれません。

理想の育児を追求するのも大切ですが、そのせいで精神的に追い込まれてしまっては本末転倒です。子どもたちだって、楽しそうにしているママと一緒に過ごしたいはず。まずは自分の努力を認め、頑張りすぎている自分を労わってみてはいかがでしょうか。

LIMO編集部