昨今の未婚化の進行から、結婚願望がない若者が増加傾向にあるというニュースを目にしている方もいるのではないでしょうか。
㈱アイ・エヌ・ジーは、渋谷の女性高校生(15~18歳、130名)に対してお父さんに関するアンケート調査を行いました。『お父さんのことはどう思う?』との質問に、『好き』と答えた人は83.3%となっています。
お父さんのことはどう思う?
2000年・・・・好き 37.0%
嫌い 63.0%
2019年・・・・好き 83.3%
嫌い 16.2%
2000年の同調査では、『嫌い』が6割以上と父娘関係の難しさが際立っていました。しかし現在はその数も逆転、8割を超えています。
LINEなどのSNSの発展から家族のコミュニケーションが増え、仲が良い家庭が多いのかもしれません。上述した『18歳意識調査』の「自分が育った家庭と同じような家庭を築きたいと思うか」という問いに「はい」と回答した層が、「結婚したい」と回答した割合は88.9%となっています。
逆に「自分が育った家庭と同じような家庭を築きたくない」と回答した層が「結婚したい」と回答したのは、60.5%と6割にとどまります。
SNSの発展が若者の結婚願望に与えた影響は大きいといえるでしょう。そして、将来なりたい職業などが結婚願望に与える影響は少ないのかもしれません。若者にもっとも影響を与えるのは良くも悪くも両親である、これはいつの時代も変わらない事実と言えるでしょう。
年収2000万円の女性の結婚観
続いては、高年収の女性がもつ結婚観をみてみましょう。年収2000万円を超えている2人の女性に、正直な気持ちをうかがいました。
・「結婚はできないと思っています。というより、結婚に縛られたくありません。以前までは結婚を考えていた彼氏がいましたが、楽しい仕事を優先したいという気持ちが勝ってしまいました。
いまは外資系金融機関で働きながら貯金していますが、これは自由のために取り組んでいること。一生独身もありえるので、マンションを買おうかと検討中です」
・「私はすでに結婚していますが、自由がほしいと感じる瞬間はあります。でも、お金を貯めて夫婦の選択肢を増やしていきたいという気持ちもありますよ。夫に万が一のことがあったら、金銭的にも支えたいと思っています」
お金があれば、そのぶん人生における選択の幅も広がります。1人で生きていくためのお金を貯める、家族のために貯金をするなど、結婚に対する考え方によって貯金の目的も異なってくるようです。
共働きを続ける女性の悩みとは
「結婚した後も働き続けたい」と考えている女性も多いはず。しかし、なかには働きにくさを感じている女性もいるようです。共働きのハードルの高さを感じている女性たちに、その事情をうかがいました。
・「子どもの体調不良で保育園から呼び出されたとき、早退して迎えに行くのはいつも私。共働きなのに、夫が迎えに行ったことは1度もありません」
・「『セクハラだと騒がれたら困るから』という理由で、男性社員たちから距離を置かれています。飲み会メンバーも男性だけで、女性には声がかかりません。そこまで徹底しなくても、セクハラをしなければいいだけでは?」
・「うちの職場では、出産後に元の部署で働けない人が多いです。優秀な人なのに、『小さな子どもがいるから』と第一線で活躍させてもらえない人も。社内結婚をした夫婦で、女性だけ異動させられたケースもありますよ」
まとめ
「結婚して家庭をもつことが当たり前」とされていた時代も、徐々に変化してきています。いまの10代の方たちは、将来結婚という道を選んでいくのでしょうか。
働く女性が増え、共働き世帯も増加傾向にある現代。「男性とは結婚せず、バリバリ働いて1人で自由を満喫する」「産休や育休を取得しながら働き続ける」というのも、ひとつの選択肢なのかもしれませんね。
【参考】
『日本財団「18歳意識調査」第3回テーマ:恋愛・結婚観』日本財団
『父の日目前!渋谷JKが選ぶお父さんにしたい芸能人TOP10!渋谷JKとお父さんの関係は?父の日にプレゼントを用意するJKは過半数越え!アンケート結果9問!』㈱アイ・エヌ・ジー調べ
LIMO編集部