大学進学にはいくら費用がかかる?教育費の捻出方法とは

子どもの教育費のなかでも存在感が大きい、大学の費用。「子どもの希望する進路に進んでほしい」と考える一方、それにかかる学費が心配な方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、教育費や将来に向けた貯金術についてみてみましょう。

大学進学時に必要な教育費は?

「国立の大学は私立よりも安い」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。2018年12月26日に文部科学省が発表した「2017年度(平成29年度)入学者の学生納付金等調査結果」から、私立大学にかかる教育費を確認してみましょう。

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この調査の結果、私立大学(学部)に必要なお金は以下の通りです。

授業料:900,093円
入学料:252,030円
施設設備費:181,294円

授業料、入学料、施設設備費をあわせた「初年度学生納付金」は1,333,418円。さらに実験実習料等を足すと、初年度に必要なお金は1,455,729円と求められます。

その一方、国立大学の授業料は2005年度から53.5万円のまま。これには、2005年度にスタートした国立大学法人化制度が影響しています。

この制度によって、各国立大学は国が定めた53.5万円の標準額をベースに自由に決められるようになりました。その結果、多くの国立大学がこの標準額を授業料とし続けているのが現状です。

こうみると、両者の授業料には大きな差があることがうかがえますね。子どもが私立大学に進学する可能性も視野に入れ、教育資金は余裕をもって用意しておくほうが安心でしょう。

教育費は大学費用だけじゃない

子どもの教育費として必要なお金は、先ほどの大学に関するものだけではありません。幼稚園から高校までにかかる金額も、しっかり頭に入れておく必要があります。平成29年12月22日に発表した「平成28年度子供の学習費調査」をベースに計算した結果、幼稚園から大学までずっと公立だった場合にかかるお金は約449万円となりました。

そして、すべて私立までの場合は1,529万円に。さらに、医学部などの医療系の大学に進学する場合は3,511万円が必要といわれています。

これらの金額は、幼稚園から高校の学校教育費、大学の入学料や授業料の合計値です。地元を離れて大学に進学する場合、引っ越しや下宿関係の費用も加算されることに。金額の大きい大学の学費にばかり目が行きがちですが、高校までにかかるお金や下宿の有無についてもしっかり考えておきましょう。

節約と貯金で教育費を捻出しよう

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LIMO編集部

LIMO編集部は、個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディアでの運営経験者等を中心に構成されています。国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。