「スマートホーム」ここ最近その単語を目にする機会も増えてきました。スマートホームとは、ざっくり言ってしまえば「インターネットで家電を接続し、音声やスマホなどで操作をすることによって快適に生活できる家」のこと。

「玄関に近づくと自動で鍵を開錠」することや「声に出して指示するだけで照明を消す」といったことが、人間が鍵やリモコンを直接指で操作しなくても出来るようになります。ガジェットや機械にそこまで強くない筆者ですが、簡単に導入できる部分から自宅をスマートホーム化してみました。

その中から、「これはスマートホーム化してよかったな」と感じた機能と「スマートホーム化する必要はなかったな」と感じた機能をまとめてみました。

1.筆者がスマートホーム化している家電

筆者がスマートホーム化している家電は、照明・テレビ・加湿器・エアコンになります。これらを音声やスマホで操作するにあたって、スマートスピーカーとスマートリモコンの2点を購入しました。購入した2点をWi-Fiを経由し上記4つの家電に接続しています。もともとIoT化されている冷蔵庫や洗濯機といった家電は値段が張りますが、上記2点はそこまで高くないのでお試しで導入するにはぴったり。筆者は2点合わせて1万円程度で購入しました。

2.スマートホーム化してよかった機能

家電のオン・オフ:テレビや照明のリモコン・スイッチを探さずとも消せるようになった
時刻確認:時計を見る必要がなくなった
日付確認:スマホやカレンダーを見る必要がなくなった
天気予報:スマホやテレビで調べる必要がなくなった
計算:足し算や掛け算、割り勘額の計算など簡単な計算ならこれで十分
タイマー:わざわざスマホやキッチンタイマーを操作する必要がなくなった
音楽再生:BGMが欲しいときに便利

家電の操作、中でも特に照明のオン・オフを自動化したことに一番メリットを感じています。寝る前は布団の中から出ずに照明が消せ、帰宅時に荷物で両手がふさがっていても安心。筆者は一人暮らしのため、「今日鍵閉めたっけ?」と不安に思ったときは防犯対策のため帰宅前に外出先からスマホであえて部屋の照明をオンにすることもあります。

スイッチを押さない、リモコンを探さないという本当にわずかな時間ですが、この機能にはかなり助けれらています。朝急いで家を出るときは、一言スマートスピーカーに指示を出すだけで接続しているすべての家電の電源をオフにすることができます。テレビ、照明、エアコンが一気に消せる。しかも、消し忘れても通勤中の電車の中からスマホで消せる。日々忙しい社会人にこそぜひ活用していただきたい機能です。

3.あえてスマートホーム化しなくてもよかったと感じた機能

逆に、「これはあえてスマートホーム化する必要がなかった」と感じた機能はこちらになります。

ニュースの読み上げ:自分の興味のない分野のニュースも流れるため、ネットで調べた方が早い
スケジュール管理:空き時間の確認など、ある程度の期間の確認が必要な際は画面の方が早い

この2点については、スマホやタブレットでの利用に軍配が上がります。自分の好みの情報だけ選り好みするためには、Googleなどで検索した方がずっと早いです。今日起きたメインのニュースをパッと知りたいときにはスマートスピーカーの情報でも十分でしょう。

また、スケジュール管理はやはり音声のみではやりにくい面があります。1か月の中から空いている時間帯を探すときなど、やはり何か画面で確認しながらの方が便利です。こちらの機能は、もしかするとモニター付きのスマートスピーカーに乗り換えれば解消する不満かもしれません。

4.導入を見送った機能