5. まとめにかえて

今回は、60歳代以降の暮らしを支えるための「申請が必要な5つの公的支援」について、最新の動向を交えて解説してきました。

冒頭のデータでも触れた通り、今のシニア世代は「年金を受け取りながら(あるいは受給を待ちながら)働く」という、年金と仕事の両輪で家計を回すスタイルが定着しつつあります。

だからこそ、「加給年金」や「老齢年金生活者支援給付金」といった年金への上乗せ制度に加えて、働くシニアの収入減を補う「再就職手当」や「高年齢雇用継続給付」などの雇用保険制度が、心強いセーフティーネットとして大きな意味を持ちます。

2025年の制度改正により、高所得層の将来の年金受給額を増やす取り組みが始まるなど、公的年金を取り巻く環境は時代に合わせてアップデートされています。

こうした複雑な制度をすべて把握するのは容易ではありませんが、まずは「今の自分の働き方や家族構成で、もらえるお金はないか」とアンテナを張ることが自衛の第一歩となります。

「まだまだ元気に働くぞ」という時期こそ、ねんきんネットでの定期的な確認や、最寄りの年金事務所・ハローワークへの相談を積極的に活用し、ご自身が受け取れるはずの権利を確実に形にしていきましょう。

参考資料

マネー編集部社会保障班