貯金がうまくいかない人には、知らないうちに無駄遣いをしているとか、わかってはいるけれど浪費がやめられないというタイプが多いものです。そういう人はまず、無駄遣いをしないために何ができるかを考えてみましょう。無駄を減らしていくことを習慣として当たり前のようにできるようになれば、貯金に充てられる金額も増えることになります。
今回は、食費、固定費、買い物、お金の管理という4つのポイントでそれぞれ注意点を見ていきましょう。
食費編
- 「お疲れ外食」をしないためにラクする方法を考える
- 10分で作れるレシピを10個は知っておく
- 冷蔵庫の中身を毎週決まった日に整理する
- おやつや嗜好品の購入はカレンダーにメモして使った額を可視化する
- 1週間の献立を考えて毎週2回に分けて食材を買う
食費は大幅な節約が難しいのですが、使おうと思えばいくらでも使えてしまうもの。また、お金を使うことで自分自身の手間が省けるので、気を付けないとついつい出費が多くなってしまうところでもあります。
たとえば、仕事が遅くなって疲れていると、「今日はもう外食にしよう」とか「コンビニで買えばいいか」という発想になってしまいますよね。その気持ちはよく理解できますが、それを繰り返していてはなかなか無駄遣いが減らないことに。
その点、家について10分で作れるレシピを増やしておけば、外食やコンビニに頼らずに済むと思いませんか。カット野菜を使った焼きそばでもいいですし、茹でてソースをかけるだけのパスタでもいいでしょう。簡単にできるレシピをいくつか知っておけば、本当に疲れて帰ってきたときも無駄遣いをせずに済みます。
また、特に一人暮らしの場合は、食材をまとめ買いをするとつい無駄にしてしまうこともありますよね。1週間の献立を考えたうえで、それを月曜と木曜など2回にわけて買い出しをすれば、肉や野菜を傷ませたり加工品の賞味期限が過ぎてしまったりすることもありません。
固定費編
- ネット代は自分が本当に使う分だけにする
- スマホ代は格安スマホも検討する
- 電気代やガス代などはより安いプランを探す
- 家賃は手取り収入の30%以内におさえる
- 保険の見直しをしてみる
固定費は一度削減できるとその後も継続的な節約になるので、上手に減らせるといいですよね。中でも無駄が膨らみやすいのは、ネット代やスマホ代などの固定費。自分に合ったプランを選べばかなり節約できることもあるので、まずはプランの見直しをしてみてはいかがでしょうか。
同時に、保険に加入しているのであればそれを見直すのもいいですね。保険は結婚や出産などの人生の節目にしか見直さないという人も多いかもしれませんが、そうしたライフイベントを迎える前にも一度見直してみるといいでしょう。
保険料もずっと払い続けるものなので、できるだけ無駄な保険料は省きたいもの。会社で団体保険に加入できるなら、そちらに加入するのもいいですね。同じ保障内容であっても、団体保険のほうが保険料が安い傾向があります。クレジットカードの団体保険や個人賠償責任保険もお手頃価格であることも多いので検討の余地がありそうです。
お買い物編
- 定期購入を解約し必要な時に購入する
- 「無意識の買い物」に気付く
- 身にならない習い事や月額会員はやめる
- 通販での買い物は予算を決める