桜の便りが聞かれ、新年度がスタートする4月。

新たな気持ちで日々の生活や将来の計画について考えている方も多いかもしれません。

特に、物価の上昇が続くなかで、老後の生活資金に関する不安は尽きないものです。

実は、日本において生活保護を受けている世帯のうち、半数以上が高齢者世帯であるというデータがあります。

この背景には、多くの人が頼りにしている公的年金の現状が深く関わっています。

本記事では、現在の高齢者世代が実際に受け取っている厚生年金や国民年金の平均月額を具体的なデータで確認します。

65歳以上の単身無職世帯における「1カ月の平均生活費」と収支についても解説しますので、老後生活の参考にご覧ください。

1. 生活保護を受ける世帯の半数以上が「高齢者世帯」という日本の実情

厚生労働省が公表した「生活保護の被保護者調査(令和8年1月分概数)」によると、2026年1月時点での生活保護受給者総数は約198万人にのぼります。

これは日本の人口100人あたり約1.61人が生活保護制度を利用している計算になります。

生活保護を受けている世帯の構成は、以下のようになっています。

【世帯類型別の内訳(保護停止中を除く)】

  • 高齢者世帯:54.9%

 単身世帯:51.3%
 二人以上世帯:3.7%

  • 高齢者以外世帯:45.1%

 母子世帯:3.6%
 障害者・傷病者世帯:25.6%
 その他の世帯:15.9%

データを見ると、生活保護を受給している世帯の過半数を高齢者世帯が占めており、その中でも特に「単身の高齢者世帯」が51.3%と大半を占めていることがわかります。

次の章では、このような単身高齢者世帯がどのような生活を送っているのか、平均的な生活費と年金収入の具体的な金額を見ていきます。