2026年3月下旬、緊迫化する中東情勢を背景に、金融市場は先行き不透明な状況が続いています。

かつては「有事の金」として安全資産への資金流入が見られましたが、足元ではより流動性の高い米ドル(現金)への需要が高まる「キャッシュ化」が進み、金価格も不安定な値動きを見せています。

オルカンやS&P500への投資をコアとしている多くの投資家にとって、金さえも売られる現在の市場環境は、今後の戦略を考える上で重要な局面といえるでしょう。

過去の金融ショック時を振り返ると、危機発生直後は金も一時的に売られるものの、市場が落ち着きを取り戻すと再び資金が向かう傾向がありました。

このため、現在の価格変動を、長期的な資産形成における分散投資の機会と捉えることもできます。

この記事では、現物を保有する手間やコストを省き、機動的に運用できる「投資信託」を通じた金投資の仕組みを解説します。

新NISAの成長投資枠も利用可能な「三菱UFJ 純金ファンド」の実績を参考に、リスク分散としての金の役割を考えていきましょう。

1. 金投資は「現物」より「投資信託」が有利?3つのメリットを解説

金への投資と聞くと、金貨や金の延べ棒(インゴット)を直接購入する方法を思い浮かべるかもしれません。

しかし、効率的な資産運用が求められる現代では、投資信託を通じて金を保有する方法に、現物投資にはない大きなメリットが存在します。

ここでは、主な利点を3つの観点から見ていきましょう。