株取引初級者の三姉妹の母です。株をやっている人の「あるある」です。
「あ~~~!売った時より高くなっている!」売った株の株価は見ない方がいいのに、更に高値になっているのを見てガッカリしてしまう・・・。私も含め、株をやっている人なら、こんなふうに思ったことは1度や2度じゃないはずです。
そんなことをボヤいていると、証券会社に勤めていた学生時代の友達が「こんな株の格言があるのよ」と教えてくれました。そのお友達が教えてくれたナイスな格言たちをご紹介します!
「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり
1番の高値で株を売りたいのは、誰もが思うことです。「『もう』上がらないだろう」と思って売ったら、『まだ』上がり続けた・・。「『まだ』上がるだろう」と思って後生大事に持っていたら、あれよあれよという間にダダ下がりになってしまった・・。そんな経験、ありませんか?
筆者は、子供の塾代稼ぎにソフトバンクグループの株を売買しています。ソフトバンクグループは、株主優待としてソフトバンクやワイモバイル、インターネットの割引があり、権利確定時にはなるべく持っているようにしました。(残念ながら2019年3月をもって終わってしまいました)株主優待も狙いつつ、利益も狙っていました。私もソフトバンクグループを持っているとき、何回も何回もそんな経験をしました。(先ほど9,460円で買い戻しました。)しばらく『もう』これより下がらないだろうと思って買いましたが、やはり下がったり上がったりの一進一退です。
天井売らず底買わず
先ほど買ったソフトバンクグループですが、9,500円でSBI証券からアラートが来るようにしておいたので、アラートが来て9,460円で100株買いました。でも、今9,401円なので5,900円のマイナスです。株初級者にとっては、これだけの損失でも辛いのです。でも、天井売らず底買わず(一番高値で売らない、一番安値で買わない)この格言を思い出し、底で買えなくても、自分が決めた基準の底なのでいいじゃん、と自分で自分を慰めています。(笑)
ちなみに、ソフトバンクグループは、9,500円と10,000円での間で売り買いするという自分で決めて基準=「わたしスタンダード」を設定しています。過去に「わたしスタンダード」より高値で売ったタイミングがありましたが、まめにチェックしていなかったときです。しばらく株価を見ていない時の方が、「自分が売る!」と決めた株価より上がっていたりするんです。このように、人の欲望が却って天井を下げているケースもあります。(笑)
利食い千人力(りぐいせんにんりき)
海外旅行(セブ)に行く資金を稼ぐのに、株で運用していたときのことです。「ここで売らないと、旅行代金が振り込みできない!」と思ってエイや!と売ったのですが、2~3日後に見たとき、1.2倍くらいに上がっていました。
「あ~!今まで持っていたら、もっと儲かったのに~!お土産もいっぱい買えたのに~!」と嘆いていた私に、前出の友達が「〇〇ちゃん、利食い千人力よ」と教えてくれました。
株初級者の私には「利食い」という言葉の意味が全く分かりませんでした。「利食い」とは、買った株が上がり、売って利益を確定することです。「持っている株の含み益が〇〇〇〇円ある」と売らずにほくそ笑んでいるだけでは、利益は確定していないのです、儲けは出ていないのです。つまり、売って利益が出てナンボ、利益を確定した方が千人力だ!ということです。