少しずつ春の陽気を感じる季節、店先やご近所の庭先でふんわりと咲く鮮やかなイエローの「ミモザ」に心惹かれる方も多いのではないでしょうか。
お庭をパッと明るく彩ってくれるおしゃれな花木ですが、地植えにすると成長が早く、思いのほか大きくなりすぎてしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、手軽に大きさをコントロールできる「鉢植え」での栽培です。今回は、コンパクトに管理しやすく、鉢植えでも育てやすいミモザの品種を5つピックアップしました。あわせて、美しい樹形をキープするための育て方のコツも解説します。
1. ミモザとはどんな植物?
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ミモザは、早春にふわふわとした鮮やかな黄色の花を咲かせる常緑樹です。春の訪れを感じさせるその愛らしい姿から、切り花やリース、スワッグなどの花材としても広く親しまれています。
本来、ヨーロッパにおいて「ミモザ」はフサアカシアという特定の高木を指しますが、日本では黄色い花を咲かせるアカシアの仲間を総称して「ミモザ」と呼ぶのが一般的です。そのため、一口にミモザといっても非常に多くの種類が存在し、葉の形や色合い、成長のスピード、最終的な樹高などが異なります。
限られたスペースや鉢植えで育てるには、この中から「コンパクトで管理しやすい樹種」を選ぶことが大切なポイントです。
2. 鉢植え栽培におすすめ!コンパクトで育てやすい《小さめミモザ》5選
2.1 ギンヨウアカシア
小ぶりなシルバーリーフがおしゃれな「ギンヨウアカシア」2/11
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新芽のシックな赤紫色がアクセント「ギンヨウアカシア プルプレア」3/11
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日本の気候でも比較的育てやすく、園芸店でもよく見かける定番の品種です。名前の通り、少し白みがかった小ぶりなシルバーリーフが美しく、花期以外の季節もカラーリーフとしてお庭やベランダを彩ってくれます。
シックな赤紫色の新芽と、赤みを帯びた黄色い花が特徴の「プルプレア」という品種は、さらにコンパクトでまとまりやすいため、鉢植えでの栽培にも適しています。
※参考価格:1,500円~4,000円前後(5号鉢)
2.2 パールアカシア(真珠葉アカシア)
白みをおびたユーカリのような葉が美しい「パールアカシア」4/11
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ユーカリを思わせる丸みを帯びたビロード状の葉と、大きめで鮮やかな黄色の花とのコントラストが目を惹くパールアカシア。
ミモザの中では樹形が自然とまとまりやすく、剪定のハードルが比較的低いため、省スペースでの鉢植え栽培にぴったりの品種です。なめらかな葉の質感が、洗練された雰囲気を演出してくれます。
※参考価格:2,500円~5,000円前後(5号鉢)
2.3 三角葉アカシア
ナイフで切ったような三角形の葉がユニークな「三角葉アカシア」5/11
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枝に沿って這うようにつく、三角形のユニークな葉が個性的なミモザ。シャープなシルエットを描き、モダンでスタイリッシュなお庭やベランダの雰囲気にもしっくりと馴染みます。
成長のスピードが比較的ゆるやかで、樹形も乱れにくいため、ガーデニング初心者の方でも大きさをコントロールしやすいのが魅力です。
※参考価格:2,000円~4,500円前後(5号鉢)
2.4 テレサ
クリーム色の花が咲く矮性品種「テレサ」6/11
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もともと樹高が低めの矮性(わいせい)品種であるテレサは、まさに鉢植えでの栽培にうってつけのミモザです。
一般的な目覚めるようなイエローとは異なり、少し落ち着いたクリーム色の花を咲かせるのが特徴。ふんわりとした優しい色合いで、春のくつろぎ空間を優しく彩ってくれます。
※参考価格:3,000円~5,000円前後(5号鉢)
2.5 ブルーブッシュ
シルバーブルーの葉色がおしゃれな「ブルーブッシュ」7/11
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まるでオリーブのような、細長くシルバーブルーに輝く葉が美しいブルーブッシュ。鮮やかな黄色い花を咲かせるミモザですが、花が咲いていない季節でも、その美しい葉色がカラーリーフとして空間のおしゃれなアクセントになってくれます。
こちらも比較的樹形を整えやすく、お気に入りの鉢と合わせてスタイリッシュに育てたい方に一押しの品種です。
※参考価格:2,000円~5,000円前後(5号鉢)
3. 鉢植えでミモザを「コンパクトに育てる」4つのコツ
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3.1 鉢植えで根の広がりを制限する
ミモザは地植えにするとあっという間に大きくなる性質があります。そのため、小さな庭やベランダでコンパクトに楽しむには「鉢植え」で管理することが最大のポイントです。
鉢という限られた空間で根の広がりを制限することで、生育スピードが穏やかになり、高さをコントロールしやすくなります。
3.2 花が終わったらすぐに「剪定」をする
ミモザを育てるうえで欠かせないのが、花が咲き終わった直後(4月〜5月頃)の剪定です。「少し切りすぎかな」と思うくらい大胆に、短く切り戻すのがコツ。
夏以降には翌年の花芽(花のもとになる芽)が作られるため、遅い時期に切ると翌春に花が咲かなくなる原因になります。開花中に剪定し、花瓶に飾ったりリースをつくったりして楽しむのもおすすめです。
3.3 支柱に固定する
ミモザは成長が早いので、幹が細く柔らかいという特徴があります。しなやかな枝が春風に揺れる姿はおしゃれですが、強い風が吹くと幹がポッキリと折れてしまうトラブルも少なくありません。
植え付ける際には必ずしっかりとした支柱を立て、成長に合わせてこまめに紐を結び直し、幹を優しく支えてあげましょう。
3.4 定期的な「植え替え」で根詰まりを防ぐ
鉢植えで大きさをキープしつつ健康に育てるためには、定期的な植え替えも大切なポイントです。ミモザは生育が旺盛なため、2年に一度程度、花後の剪定時期と同じ4月〜5月頃に植え替えを行いましょう。
ミモザは根を切られると弱ってしまうため、なるべく根を傷つけないように注意しながら、一回り大きな鉢に植え替えるのがコツです。
4. まとめ
春の訪れを鮮やかに告げてくれる憧れの花木、ミモザ。成長が早く、大きくなりやすい植物ですが、比較的コンパクトに育つ樹種を選び、鉢植えで適切に剪定や植え替えを行いながら管理すれば、限られたスペースでも無理なく楽しむことができます。
葉の形や質感、お花の色合いなどが、樹種によって少しずつ異なるのもミモザの魅力。少し手がかかる植物ですが、ぜひご自宅のテイストに合ったお気に入りのミモザを見つけて、春らしい明るいイエローを取り入れてみてくださいね。
5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧
さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。
植木鉢の号数とサイズ9/11
出所:LIMO編集部作成
植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。
- 3号鉢…直径9㎝
- 3.5号鉢…直径10.5㎝
- 4号鉢…直径12㎝
- 5号鉢…直径15㎝
- 6号鉢…直径18㎝
これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。
植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。
植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1、2号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。
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鈴森 真樹