3. 年金積立金の運用資産は293兆円超。GPIFが実践する「王道の資産配分」を解説

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは、私たちが将来受け取る公的年金の財源となる年金積立金を、専門的に管理・運用している独立行政法人です。

少子高齢化が進行する日本において、GPIFは現役世代の保険料負担が過度に重くなることを避けながら、将来の年金財源を安定的に確保するという重要な役割を担っています。

具体的には、将来の年金給付のうち、保険料収入だけでは不足する約1割を、積立金の運用によって得られた収益でまかなうことを目指しています。

この目標を達成するために、GPIFは世界経済の成長を捉えながら収益を積み上げる「長期・分散・積立投資」を実践しています。

その核となる資産構成割合(基本ポートフォリオ)は、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式という4つの資産クラスへ、それぞれ25%ずつ均等に配分する形が採用されています。

これは、市場の価格変動リスクを効果的に分散させながら、長期にわたって安定したリターンを追求するための、非常に合理的なポートフォリオといえます。