2. 【年収帯別】新車購入の予算を決めるときに重視するものとは?
次に予算を決めるときに重視することをみていきましょう。※こちらは上位3つまで回答可能となっています。
2.1 年収300万円未満
最も重しているのは「貯蓄を崩さずに購入できる金額」(32.3%)です。次いで「月々の収入に対する支払い比率」(25.3%)、「ローンの返済期間(完済までの年数)」(15.1%)でした。
2.2 年収300万円以上500万円未満
こちらも「貯蓄を崩さずに購入できる金額」(35.1%)が最多で、次に「ローンの返済期間」(29.6%)、「月々の収入に対する支払い比率」(28.4%)が続いています。手元資金とともに返済計画を考え、慎重に予算を決めている様子がうかがえます。
2.3 年収500万円以上700万円未満
この層から「月々の収入に対する支払い比率」(31.6%)が最も重視となりました。そして「貯蓄を崩さずに購入できる金額」(28.1%)、「ローンの返済期間」(24.6%)と続きます。
2.4 年収700万円以上1000万円未満
最多は「月々の収入に対する支払い比率」(31.2%)ですが、次いで「家族の生活費や教育費とのバランス」(28.0%)が上位に入っており、他の生活とのバランスを考えるようすがうかがえます。3番目は「貯蓄を崩さずに購入できる金額」(26.8%)でした。
2.5 年収1000万円以上
年収1000万円以上となると「現在の車の下取り価格」(31.3%)がトップとなっています。次いで「月々の収入に対する支払い比率」(27.0%)、「貯蓄を崩さずに購入できる金額」「ローンの返済期間」(同率25.2%)などとなりました。また、「将来の収入見込み」を重視する割合も24.3%と高いのも特徴的でした。
3. 日本の平均年収はいくら?世帯年収も
それでは最後に日本の平均的な年収をみていきましょう。
まずは国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」より、全体の平均年収をみると478万円でした。ただし上記は正社員も正社員以外も含まれます。正社員と正社員以外を確認しましょう。

3.1 正社員(正職員)の平均年収
- 全体:545万円
- 男性:609万円
- 女性:430万円
3.2 正社員(正職員)以外 の平均年収
- 全体:206万円
- 男性:271万円
- 女性:174万円
年代によっても平均年収は異なるため、男女別と全体で確認します。
3.3 30~50歳代の平均年収(男性・女性)
- 30~34歳:449万円(512万円・362万円)
- 35~39歳:482万円(574万円・351万円)
- 40~44歳:516万円(630万円・359万円)
- 45~49歳:540万円(663万円・369万円)
- 50~54歳:559万円(709万円・363万円)
- 55~59歳:572万円(735万円・356万円)
上記を見てわかる通り、男性は30歳代が500万円台、40歳代は600万円台、50歳代は700万円台となっており、基本的に年齢が上がるごとに平均年収は増えています。一方で女性350万円前後で推移しています。
また厚生労働省「2024年(令和6年)国民生活基礎調査」によれば、全世帯の平均年収は536万円、中央値は410万円となっていました。
4. 返済計画や生活とのバランスを考えよう
今回は年収帯ごとの購入予算をみてきましたが、ご家庭によって車に求めるものや適切な購入金額は異なります。
年収700万円以上1000万円未満では新車購入の予算を決めるときに重視するものとして「家族の生活費や教育費とのバランス」(28.0%)が入っていました。物価高の中では今の生活費や、また老後資金の備えの必要性も感じるもの。教育費や住宅ローンなどといった費用とのバランスを考えることの重要でしょう。
車のように大きな買い物をするときほど家計や貯蓄のバランスを見たりして、自身に合った無理のない返済計画を考えてみてくださいね。
参考資料
- PRTIMES「新車購入前に知りたかった情報、年収300〜500万円未満層の約3割が「自分の年収に適した車の予算目安」と回答」
- 株式会社クルカ
- 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」
- 厚生労働省「2024年(令和6年)国民生活基礎調査」
宮野 茉莉子