物価の上昇が続くなか、年金収入を主な生活基盤とする世帯にとっては、家計のやりくりに頭を悩ませる場面も少なくないでしょう。

「毎月の生活費が心もとない」「少しでも暮らしの助けになる制度があれば知りたい」といった声も聞こえてきそうですね。

J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」によると、年金に「ゆとりがない」と感じている60歳代・70歳代世帯のうち、実に半数以上(51.0%〜57.9%)がその理由として「物価上昇等により費用が増えていくとみているから」を挙げています。

【60歳代・70歳代】世帯類型別:年金にゆとりがない理由1/10

年金にゆとりがない理由

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

そのような年金受給者を経済的に支援する制度として、「年金生活者支援給付金」が設けられています。この制度は公的年金に上乗せして給付金が支給されるものですが、受け取るためには所得などの条件を満たし、ご自身で請求手続きを行う必要があります。

特に2026年度からは給付額が引き上げられており、制度内容を改めて確認しておくことが大切です。この記事では、年金生活者支援給付金の対象となる方の条件や給付額、具体的な申請方法について、順を追って詳しく解説していきます。