まず人間の脳内にはドーパミンという神経伝達物質があるそうです。この分泌により「楽しい」とか「うれしい」とか「気持ちがよい」と言った感情が生まれるそうです。これらの感情は記憶を司る「海馬」という場所で記憶されます。
この記憶こそが「楽しい」「嬉しい」「気持ち良い」といった記憶が、またしたいという欲求を引き出してくれるので、その欲求を満たすために頑張るという「やる気」につながるのだそうです。

最初にも書きましたが「褒める」ことの重要性は、このドーパミンの分泌を促すことで、子供が「頑張ろう」という気持ちを生み出す元だったのです。そう伸べているのは脳科学の権威で京都大学名誉教授でもある久保田競先生の言葉です。
このドーパミンは、とにかく「遊んでいるときでも」出ますし「趣味に没頭している」ときも「褒められたとき」も沢山分泌されるそうです。なので子どもの「やる気」を引き出すには「褒める」ことが大切だった。という根拠が実はここにあったわけです。

■家庭内で身につける3つの神器とは

実は東大生が一番突出していたのは「集中力」だそうです。小学生は30分程度が限界だそうですが東大合格の人の子供時代は、30分~1時間集中できた子が7割もいたそうです。では集中力を身につけるにはどうするかですが、楽しみながら集中する習慣を身につけられるといった囲碁や将棋やオセロやチェスと言ったゲームを親子でするのはいいようです。

2つ目が「前向きさ」だそうです。自分を肯定的に捉え「自己評価」の高い人は、前向きに取り込む習慣が出来ておりますので、是非親が取り入れたい子供への習慣ではないでしょうか。そして最後は「挑戦」です。子供が持っている「こんなことをやってみたい」という挑戦意欲を、親が摘んでしまうのではなく、むしろ親が子供の気持ちを伸ばして上げるといった関わりを持つことが重要なポイントになるようです。ぜひ取り入れてみてください!

佐々木 泉二