5. 日々の生活費はいくらかかるのか 支出構造を確認
70歳代の家計を考える際には、総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年」のデータが参考になります。
なかでも、「65歳以上の夫婦のみ・無職世帯」の家計収支は、70歳代の夫婦世帯の実態に近いモデルと考えられます。
ひと月の収入・支出を比較してみましょう。
- 実収入:25万4395円
- 生活費(消費支出):26万3979円
- 税金や社会保険料など(非消費支出):3万2850円
このモデル世帯では、月収25万4395円に対し、支出は合計29万6829円となり、毎月4万2434円の赤字が生じています
。不足分は貯蓄を取り崩して補う必要があります。
あくまで平均的な例ではありますが、物価上昇が続く現在の環境では支出を大きく抑えるのは簡単ではありません。 そのため、70歳代の生活は年金収入だけでは賄いきれず、貯蓄の取り崩しによって成り立っている世帯も少なくないと考えられます。
