有限的なものにおいて最も重要なお金の増やし方についてです。愛や感情と言った無形要素は生きてく上での精神的な豊かさにおいて重要にはなりますが、お金がなければ十分な暮らしができません。では、お金をどのように増やしていくべきか説明していきます。
お金の考え方について
お金がなければ十分な暮らしができませんが、学校教育ではお金について学ぶことはなく、社会に出て給料をもらってからも勉強をする方はほとんどいません。そのため、多くの方は銀行貯金を始めていくわけなんですが、そんな方ほど「俺はリスクのある投資はせず、銀行でコツコツやるからいいんだっ!」と、言い投資についてちゃんと学んだわけでもないのに、「投資は減ってしまう。危険だからやらない方が良い」と、判断している人が多いのが現状です。
しかし、銀行にお金を預けておくだけだと、実は日々資産がマイナスになってることを御理解していますか?どういうことかという、2点理由があり、1つは物価上昇に応じた利息がつかないこと。もう1つは取り扱い手数料が高いことです。例えば10年前は500gで200円で販売されていたヨーグルトは、今だと450gで200円で販売されています。ヨーグルトの販売価格は同じなのに、容量は減っているので、グラム当たり10%高くなっていることになります。銀行でお金を預けておくだけで10%以上増えていかないので、銀行にお金を預けておくだけでは物価上昇には対応できないことがわかります。
また、コンビニでお金を引き出したりすると手数料として216円とか取られたりしませんか?仮に20000円引き出すのに対して216円取られていたとなると、手数料に1%取られていることになり、これも普通預金の利率よりも大幅に高いです。つまり、銀行預金というのは物価上昇や引き出し手数料よりも損する形となっており、資産としては価値は下がっていきます。なので、実は一般家庭においてもマイナス金利の影響を受けているということです。
時代の変化に合わせた金融思想を
日本は戦後、高度経済成長やバブル崩壊、リーマンショック、アベノミクスと様々な経済環境に晒されてきました。その局面ごとに投資環境も大きく変わってきました。バブル崩壊までの日本というのは銀行に預けておくだけでも、利子が良くお金が増えたのですが、それ以降に関しては銀行にお金を入れてもほとんど増えません。
どれくらいかと言うと、バブル崩壊までは普通預金でも利率が4%とかあり、毎月5万円を10年間預けていくと、600万円の元金が710万円と、110万円増えました。今、銀行で同じように預けていっても利率は0.001%なので同じように貯金していっても242円しか増えません。なので、経済環境に合わせてお金の預け方に関しても見直しが必要なのです。
お金を貯める習慣というのは、毎日一生懸命働く中で労働に対して得た給料の一部を貯めていくことです。決してギャンブルや宝くじを当てて、一発逆転しようと考えてはいつまでたっても貯められません。しかし、せっかく働いて得た給料の一部を利率の低い銀行だけで貯めていくことは良いのでしょうか。