今、不動産の価格はどんどん上がってきています。その理由の1つとして、2020年の東京オリンピック開催が挙げられます。開催に関わるスタジアムなどの建設などがあり、建設資材や人手が取られているため、住宅に使われる資材や人材も高単価になっていることから不動産価格も上がっているのです。なので、一般的にはオリンピック以降になれば不動産は下がると言われて いますが、実際はどうなると思いますか?
先のことなので実際はわからないのですが、値段が上がる要因というのもあるので一例をご紹介します。例えば、首都高の修繕工事が2020年の東京オリンピック以降に行われます。首都高ができたのが1964年の東京オリンピックが行われた時であり、50年後にあたる2014年に修繕開始の予定でした。しかし、2020年の東京オリンピック開催が決まったことで、その修繕は後回しにされオリンピック開催後となりました。また、2025年には大阪万博も開催されます。首都高の修繕や万博開催、これらが今回の東京オリンピック同様に建築資材を高騰化させ、建築現場に多くの人が確保されることで人件費が上がるので上がる可能性を秘めているわけです。
では、2025年以降に買えば安くなるのでは!?と、思われるかもしれないのですが、そこに関しては恐らく安くなっています。2025年には団塊の世代が後期高齢者となり、少子化はさらに加速するため、家を新たに見つけたいという人は減ってくるからです。人口減により、不動産の空きが増えていけば、不動産需要は減ってくるので、価格も安くなっていくのです。
こうなってくると2025年以降が良いのかな〜って思われた方もいるかと思うところなのですが、今から2025年まで賃貸の方って、どれくらいの家賃を支払うことになると思いますか?10万円の家賃を払っている人の場合、年間120万円が支出として消えてしまいます。それが2025年まで支出として考えていくと、6年間で720万円の支出が出ます。なので、2025年以降の不動産価格が安くなることが想定されても、そこまでに720万円も支出を出してしまうのであれば、今購入しても不動産にかかる支払い総額は変わらないかもしれません。
またローンを組むにしても若い時から汲んでおいた方が色々な選択肢もあり、お得になることもあるので、先延ばしにするメリットはないと考えられます。
まとめ
不動産の購入はライフスタイルにより買い時は皆様々です。なので、ライフスタイルを見つめ直し、適正物件が見つかるのであれば早めに買うのが良いのではないでしょうか。
ジーニー