株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅反発、終値で約1カ月ぶりに21,300円台回復

2019年6月19日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,333円(+361円、+1.7%) 大幅反発
  • TOPIX 1,555.2(+26.6、+1.7%) 3日ぶり大幅反発
  • 東証マザーズ株価指数 896.5(+6.2、+0.7%) 3日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,910、値下がり銘柄数:187、変わらず:47
  • 値上がり業種数:33、値下がり業種数:0
  • 年初来高値更新銘柄数:61、年初来安値更新銘柄数:26

東証1部の出来高は11億6,763万株、売買代金は2兆365億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。来たるG20にて米国トランプ大統領が中国の習近平国家主席と首脳対談を持つことが明らかとなり、米中貿易交渉に対する楽観論が広がりました。

ただ、18日(米国時間)から始まったFOMCの結果を見極めたいとする投資家も多く、盛り上がりに欠けた商いとなったようです。売買代金は2兆円をようやく超えた水準に止まる薄商いでした。

そのような中、米国株の急反発を好感する形で、日経平均株価も大幅反発となりました。寄り付きから高く推移し、後場の半ばには一時+386円高まで上昇する場面も見られました。

最後はやや勢いを失いましたが、大幅反発となって終値で21,300円台を回復しています。終値で21,300円台を付けたのは5月20日以来でした。

なお、TOPIXも同じような値動きで大幅上昇となり、3日ぶりの反発となりました。

東証マザーズ株価指数は3日ぶり反発、売買代金は4日ぶりに1,000億円超え

東証マザーズの出来高は5,262万株、売買代金1,200億円となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は増加しています。一部の値嵩株の売買が増加した結果、売買代金は4日ぶりに1,000億円を上回る概ね活況な商いとなりました。

また、株価指数も3日ぶりの反発となりましたが、上昇率は+1%にも満たず、大型株式市場のような急反発には至らなかったようです。今後の展開は、引き続き個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。

ソフトバンクGと東京エレクトロンが急反発、ハイテク株では富士通が逆行安

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)や東京エレクトロン(8035)が急反発し、ファナック(6954)など指数寄与度の高い主力大型株も値を上げました。

また、ローム(6963)、村田製作所(6981)、TDK(6762)、アドバンテスト(6857)など5月以降の調整局面で株価大幅下落となったハイテク株が軒並み急騰し、ルネサスエレクトロニクス(6723)は一時+10%高に迫る爆騰となっています。

さらに、中国関連の機械株も急反発し、コマツ(6301)、安川電機(6506)、SMC(6273)などが大幅高となり、ディスコ(6146)は急騰しました。

その他では、野村ホールディングス(8604)が+10%超高の爆騰となり、第一三共(4568)が年初来高値を更新したのが目を引きました。

一方、数少ない値下がり銘柄の中では、富士通(6702)が逆行安となり、オリンパス(7733)も冴えない値動きとなりました。また、小売株ではヤマダ電機(9831)が売られて年初来安値を更新しています。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が値を上げて再び終値で公開価格(3,000円)を回復しました。また、モルフォ(3653)が+10%超高で3日続伸となり、年初来高値更新となっています。

葛西 裕一