3. シニア夫婦の家計収支、毎月「約4万円」赤字。年金だけでは苦しい?
まずは65歳以上の平均的な生活費をみていきましょう。
2026年2月6日に総務省より公表された「家計調査報告〔家計収支編〕2025年(令和7年)平均結果の概要」から、65歳以上無職の夫婦世帯と単身世帯のひと月の家計収支を見てみましょう。
3.1 65歳以上の無職夫婦世帯の家計収支
65歳以上の無職夫婦世帯では、月の実収入は平均25万4395円で、そのうち約22万8614円が年金などの社会保障給付です。
一方、支出は平均29万6829円で、生活費にあたる消費支出は26万3979円となっています。内訳を見ると、食費約7.9万円、光熱費約2.3万円、交通・通信費約3.1万円などが主な支出です。
さらに税金や社会保険料などの非消費支出が約3万2850円かかります。その結果、毎月の家計は約4万2434円の赤字となっています。
つまり、平均的な夫婦世帯でも年金収入だけでは生活費をまかないきれない状況が見て取れます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)