副業の一番のメリットは、会社以外の収入源を確保できることです。しかし、副業をして得たメリットはお金だけではなく、
・使ったことのないツール(アプリ)を利用できるようになった
・今まで気にしてこなかった情報にも触れるようになった
・人脈が増えた
・「勤める」以外の働き方を体験できた
・営業から請求書発行まで、一通りの会社機能を自分一人で果たせるようになった
等もあげられます。会社員のみしていたのでは、これだけの経験を短期間に得ることはなかっただろうと感じています。

また、以前は今後の社会人としてのステップアップを考えた場合、「転職する」「今の会社で昇進する」等、ひとつの会社に所属することを基盤としてしか考えられませんでした。しかし、副業として収入源が増えたことで、「起業する」「会社を辞め副業を本業(専業)にする」「会社でのステップアップを望まず、副業でのみ収入アップを目指す」「複数の会社に勤める」といった選択肢も現実として自分で取り得るものなのだと実感を持って考えられるようになりました。

筆者としては、今後の人生の選択肢が増えたことにお金以上の価値を感じています。「選択肢が増えた」というよりは、「会社に所属する・会社の中で認められること以外の選択肢があることに気がついた」と言った方が適切でしょう。自分の中で「会社員だから」と勝手に狭めてしまっていた選択肢が、副業をきっかけにして一気に広がったように感じています。

デメリットとしては、「時間のやりくりが難しい」ことがあげられます。一部の方は法人化やチームを作るなどして複数名で仕事を行っていますが、副業を始めたばかりの頃はすべての仕事を個人で行っている方が多いです。そのため、体調を崩してしまった場合や本職・プライベートで急に時間が取られてしまった場合など、すべて自分一人でリカバリーする必要があります。ワークライフバランスのワークが2つに増えるわけです。どうバランスを取ってゆくか、しっかりと考えながら仕事量を調整する必要があります。

まとめ

働き方改革が進み始めた日本。みなさんは今後副業を始めますか?始めませんか?これから先自分はどう働いてゆきたいのか。真剣に向き合う時期が来ているのかもしれませんね。

水城 みかん