「貯蓄を増やしたい気持ちはあるのに、肝心の方法が分からない」と悩んではいませんか?せっかくお金が貯まってきたのなら、投資で貯蓄を増やすのもいいですよね。

そこで今回は、「貯蓄」と「投資」にスポットを当てていきます!それぞれの流れが分かったら、さっそく実践してみてくださいね。

貯蓄をするためにまずやるべきこと

貯蓄をするうえで大切なのは、無駄な出費をできるだけ抑えることです。次のような工夫をして、手元に残るお金を増やしていきましょう。

買うものを決めておく

目的が決まっていない状態で買い物に行くと、予定していない商品まで買ってしまう可能性が高まります。そのような無駄遣いを防ぐためにも、買いたいものは事前にメモをしておきましょう。お目当てのものが見つかったら、すぐにレジに向かうだけで済みますよ。

なんでもお金で解決しない

ものに対して「使えなくなったら買えばいいや」「とりあえず買っておこう」と考えてばかりいると、どんどん出費が増えてしまいます。さらには、ものを大切にしようという考えもできなくなるかもしれません。まずは「他のもので代用できないか」「買わずに済む方法はないか」と一旦踏み止まる癖をつけ、すぐにお金を使おうとする思考を直しておきましょう。

健康的な毎日を過ごす

健康を意識して生活すると、間食やお菓子に関する出費を抑えられるだけでなく、医療費の節約にもなります。間食は控える、歩ける距離でのタクシーの利用はやめるなど、体にも優しい取り組みを始めましょう。

勤労世帯の貯蓄額、その平均値と中央値

貯蓄をしていると、ふと「他の人はどのくらい貯めているんだろう」と気になることもありますよね。そこで、総務省が2019年5月17日に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)」の「平成30年(2018年)平均結果(二人以上の世帯)」から、勤労者世帯(二人以上の世帯に占める割合50.9%)の貯蓄額を確認していきましょう。
その報告では、2018年の「勤労者世帯における貯蓄現在高の平均値」は1752万円という結果に。また、貯蓄保有世帯の中央値は1036万円、貯蓄ゼロ世帯を含めた中央値(参考値)は978万円でした。

平均値に比べると、中央値はかなり低い数字であることが分かりますね。平均値は、極端に大きい・小さい数字によって大きく左右されてしまう場合があります。

その一方、データを大きい順(もしくは小さい順)に並べたときに、真ん中にある値である「中央値」は平均値より現状に近くなるケースがあります。平均値だけでなく、中央値の数字も意識しておくといいでしょう。

貯蓄の次は投資も