「年末年始は実家でのんびり過ごす」という声をよく耳にしますが、本人の気持ちはさまざまなようです。「久しぶりの帰省は楽しみだな」とワクワクしている方もいれば、心のなかでは「正直あまり帰省したくない」と思っている人も。

せっかくの帰省なのに、なぜ乗り気ではない人がいるのでしょうか。そこで今回は、そのように感じている方の事情を聞いてみました。

帰省中に感じるストレス

・「古い実家は隙間風がひどく、冬はとても寒くなります。それなのに、『エアコンをつけたい』とお願いしても許可してもらえません。厚着をして布団に丸まって過ごす年末年始なんて苦痛です」

・「実家では『毎年同じテレビ番組を家族で見る』という習慣があります。昔からの決まりごとのようになっているので、大人になった今でも守り続けなければなりません。他にしたいことがあるのに、このために帰省しなければならないなんて…」

・「義実家に帰省すると、大晦日に徹夜でおせち作りをさせられます。一睡もしないまま、フラフラの状態で初詣に…。もう倒れそうです」

・「日本酒が飲めない私に、義両親が無理やりお酒を飲ませてきます。正直な気持ちを伝えても、『縁起ものだから絶対に飲みなさい』って。そのあとは毎年ぐったりしています」

なにかと気を遣う義実家では、強く意見を言えずに苦労するケースも多いようです。また、自分の実家の居心地の悪さや不自由さに不満を感じる人も。「しきたりだから」「ルールだから」と逆らえない雰囲気だと、帰省する意欲がなくなってしまうのも無理はないでしょう。

帰省中に聞かれて嫌な話題

久しぶりに親と顔を合わせたと思いきや、あれこれ質問攻めに遭ってうんざりした経験はありませんか?答えにくい内容だと、なおさら帰省が億劫になってしまうでしょう。とくに、以下のような話題は嫌がられる可能性が高いようです。

お金に関する話題

たとえ自分の親でも、「給料はちゃんと上がっているの?」「これからも昇進していくの?」「老後のために貯金はしているの?」などと聞かれると、どう答えるべきか悩ましいですよね。子どもの金銭状況が心配になるのは分かりますが、お金の話は家族間でもデリケートなようです。

将来を心配される

「いまの会社は大丈夫なの?」「職場の環境はどうなの?」というような問いかけには、どこまで状況を伝えればいいのか困ってしまうようです。たとえ大企業に勤めていたとしても、出向などの様子を深くつっこまれるケースもあるでしょう。

帰省中にしておきたいこと