3月も中旬に入り、春の訪れとともに新年度に向けた資産計画を見直す方も多いのではないでしょうか。

昨今、金利の上昇傾向が顕著になるなかで、これまで以上に資産運用の重要性が増しています。

特に、比較的安全とされる「国債」は、安定したリターンを求める人々から再び注目を集めるようになりました。

しかし、「国債」と一括りにいっても、金融機関の窓口などで購入できる「新窓販国債」と、より広く知られている「個人向け国債」では、金利の仕組みやリスクの性質が異なります。

この記事では、これら2種類の国債と、多くの人にとって身近な「定期預金」の金利をわかりやすく比較します。

それぞれの商品の特性を理解し、ご自身の資産運用の目的に合った最適な選択肢を見つけるための一助となれば幸いです。

1. 【2026年3月募集分】新窓販国債の発行条件と利回りを確認

金融機関などで購入できる「新窓販国債(利付国債)」に関して、2026年3月に募集される分の発行条件を具体的に見ていきます。

  • 新窓販国債(10年固定):表面利率2.1%、応募者利回り2.072%
  • 新窓販国債(5年固定):表面利率1.6%、応募者利回り1.567%
  • 新窓販国債(2年固定):表面利率1.3%、応募者利回り1.202%

ここで特に注目したいのが「応募者利回り」という指標です。

国債は市場の動向によって購入価格が変動し、「100円11銭」のように額面の100円を超えるケースがあります。

応募者利回りとは、この購入価格に加えて、受け取る利息と満期時に戻ってくる償還金を総合的に考慮した、実質的なリターンを示す数値です。

10年固定で2.072%という応募者利回りは、現在のメガバンクが提供する定期預金の金利と比較して、非常に魅力的な水準といえるでしょう。