川崎通り魔事件の悲劇を繰り返さないためにも、まずやるべきなのが「地域見守り活動」に取り組むことです。特に自治体が主体となり地域見守り隊を発足する手順について詳しくご紹介します。
ボランティアを集める
まず地域の自治体が中心となって見守り隊に参加してくれるボランティアを集めます。地域に関係する人たちへ声かけをすることから始めます。
・町内会
・地域住民の人たち
・商店街の方々
・地域で働いている人達
・地域の会社
など
防犯パトロールの参加を「地域の安全活動に関心がある人たち」に対して呼び掛けます。
パトロール方法を決める
ボランティアがある程度集まったら代表者を決め、これからのパトロール方法について話し合います。しっかり活動計画書を作成しメンバー全員が共通の認識を持って、これからの防犯パトロール活動が円滑に進むようにします。
○警察等へ協力と連携の呼びかけ
活動計画がまとまったら、地域を管轄する交番や警察署、市区町村等へ防犯パトロール隊発足の報告と活動計画等を説明し協力と連携を呼びかけます。これにより防犯パトロールが円滑に進みます。
○防犯パトロールの準備
防犯パトロールをするときに準備する物品は次のとおりです。
・身軽で動きやすい服装
・反射材パトロール帽子
・反射材パトロールベスト
・反射材パトロールタスキ
・反射材パトロール腕章
・携帯電話
・カメラ
・懐中電灯
・赤色防犯灯
・ホイッスル
・防犯ブザー
・筆記用具
・拡声器
など
最低でもここで挙げた携行品を準備してからパトロールを開始してください。
パトロールの開始
以下の要点を意識し活動計画書の通りにパトロールを開始します。
1. なぜパトロールが必要なのか?理由を明確にする
・こどもたちを不審者から守る
・泥棒被害を防ぐ
・地域の交通事故防止
など
2. 活動記録を必ず作成する。
3. 必ず4~5名を1グループとして防犯パトロールを行う
まとめ
防犯パトロールは主に「見守りパトロール」「安全パトロール」「青色防犯パトロール」の3つがあり、その地域の人たちが主体となって行います。地域全体でこどもたちを守る意識が不審者や不審車両、危険個所の発見に繋がります。
二度と川崎通り魔事件のような惨劇を起こさないためにも、常に地域の方々と連携を深めて温かい気持ちで地域のこどもたちを見守ってください。
蔵田 哲郎