東レが一時+7%高に迫る急騰! 日経平均株価は続伸

【東京株式市場】 2019年6月10日

株式市場の振り返り-薄商いの中で日経平均株価は続伸、終値で21,000円台を回復

2019年6月10日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,134円(+249円、+1.2%) 続伸
  • TOPIX 1,552.9(+20.5、+1.3%) 続伸
  • 東証マザーズ株価指数 894.9(+10.5、+1.2%) 続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,783、値下がり銘柄数:294、変わらず:64
  • 値上がり業種数:33、値下がり業種数:0
  • 年初来高値更新銘柄数:89、年初来安値更新銘柄数:6

東証1部の出来高は11億6,307万株、売買代金は1兆9,516億円(概算)となり、いずれも先週末より増加しました。先週末の米国株式市場の大幅上昇やトランプ政権によるメキシコへの関税無期限見送りなどの好材料があったものの、投資家のリスクオンモードは限定的で盛り上がりに欠けた商いとなりました。売買代金は3日連続で2兆円を下回る厳しい薄商いが続いています。

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そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。後場の半ばに一時+281円高まで上昇する場面もありましたが、薄商いの影響からか、さらなる上値を追う展開とはなりませんでした。それでも+250円近い上昇の続伸となり、終値としては5月29日以来の21,000円台回復となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで続伸となりました。

東証マザーズ株価指数は続伸、売買代金は5日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,723万株、売買代金931億円となり、いずれも先週末より増加しました。ただ、増加はしたものの、個人投資家の物色意欲が一服した結果、売買代金は5日連続で1,000億円を下回っています。

なお、株価指数は反発となりました。取引時間中には一時900ポイントを回復する場面がありましたが、最後はやや失速したようです。900ポイント台定着は、個人投資家の物色意欲回復次第と言えそうです。

ソフトバンクGが大幅反発、日立製作所とNECのハイテク古参銘柄が年初来高値を更新

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が一時+3%超高の大幅上昇となり、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、ダイキン工業(6367)など指数寄与度の高い値嵩株も堅調に推移しました。

また、ハイテク株が総じて買い戻される中、日立製作所(6501)やNEC(6701)など主力古参株が年初来高値を更新し、日本電産(6594)など電子部品株も大幅高となっています。

その他では、機械株や設備投資関連銘柄にも買い戻しが入り、キーエンス(6861)、安川電機(6506)、SMC(6273)などが大きく値を上げたのが目を引きました。

さらに、がん検査キットの年内申請が報じられた東レ(3402)が一時+7%高に迫る急騰となり、第一三共(4568)は大幅続伸で4日連続の高値更新となっています。

一方、通信株の一角が冴えない値動きとなり、KDDI(9433)が大幅安で引け、NTTドコモ(9437)と日本電信電話(9432)も値を下げました。

また、小売株にも小安く推移する銘柄が多く見られ、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)、ビックカメラ(3048)などが軟調に推移しています。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が急反発しましたが、終値では依然として公開価格(3,000円)を下回っています。また、窪田製薬ホールディングス(4596)が値を飛ばしてストップ高となり、そーせいグループ(4565)も大幅高となりました。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。