自分の道は自分で決める。流されない人になるキャリアプランの作り方

就職活動は、キャリアのスタート地点を決める人生の一大イベント。どこをスタート地点にするかでゴール地点が変わってきます。転職や異動でのキャリアチェンジも一大イベントですね。

どの業界を選ぶか?

どの企業に入社するか?

入社したらどの部門を希望するか?

配属された職場で何を重視して頑張るのか?

次々に迫られる選択をするのは全て自分。何を頼りに選択していけば良いのでしょうか。行き当たりばったりで周りの空気やその場の感情に流されて選んでいたら、自分の道を見失って、最後にどこにたどり着くのか分かりません。

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ここでは、自分の道を自分で能動的に切り拓けるビジネスパーソンになるための、キャリアプランの作り方を解説します。

キャリアプランとは

キャリアプランとは、自分が望む人生のビジョン、つまり将来の理想像を設定して、それを実現するためにこれからどのような経験を重ね、どのような知識・スキルを身につけていくのか、ということを直近の行動レベルまで落とし込む長期的な計画です。

キャリアプランを作ったら、それを今後の人生のキャリアに関する判断のよりどころにしていきます。

その後経験を重ねて自分の価値観が変わったら、もちろん随時更新して構いません。

キャリアプランを構成する項目

外資系コンサルティングファームなどでは社員にキャリアプランを提出させ、配属や業務割り当ての参考にすることがあります。ここでは実際にその用途で使われたキャリアプランの項目を例示します。

1.人生のビジョン

将来の自分の理想像です。70歳、50歳、30歳など、何十年も先の将来を想像して「その頃にはこうなっていたい」という理想の姿を描きます。

仕事に関することを中心に描きますが、家族や趣味に関することにも思いをめぐらせて描いても良いでしょう。人生は仕事だけでは語れません。

例えば、

「50代で社長になる。そのために30代で本部長になる」

「IoTの第一人者になる。そのために40代で新製品の開発責任者になって特許を取る」

「誰よりも早く出世して、50歳までに早期リタイアして、余生は海のそばでのんびり暮らす」

「職場も家庭も笑顔にできるような人になる。定年後は10人の孫に囲まれて暮らす」

といった具合です。

崇高なビジョンである必要はありません。どんなビジョンを描くかは、その人の価値観次第です。

2.ビジョンの実現に必要なもの

人生のビジョンを設定したら、その実現に必要なものを考えます。設定したビジョンによって様々な切り口がありますが、一例としては以下3つの切り口があります。

・経験(例えば、営業の経験、自分で契約を結ぶ実務経験、など)

・知識(例えば、経営全般の知識、など)

・スキル(例えば、コミュニケーション能力、論理的思考力、など)

3.現状とのギャップ、それを埋めるためのアクション

ビジョンの実現に必要なもののうち今の自分に足りないものを挙げ、そのギャップを埋めるために「いつ」「何を」するべきか、具体的にします。

例えば、

経験面では「1年目から、営業の補佐ではなく、交渉担当としての経験を積む」

知識面では「財務面が弱いので今年中に簿記2級を取得する」

スキル面では「コミュニケーション能力が弱いので、向こう3年間は交渉やプレゼンの機会を積極的に取りに行く」

といった具合です。

4.アクションを実行するためのキャリアパスのプラン(就職、職場での昇格、異動、転職)

前項で具体的にしたアクションを実行するのに、相応しい職場とキャリアパスを考えます。例えば、

・どの業界の、どの企業に入社するか

・どの部門に配属希望を出すか

・いつまでにどの役職への昇格を目指すのか

・転職が必要ならば、いつまでにどの業界のどの企業に転職するか

キャリアプランの実例(筆者の例)

参考記事

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外資コンサルティングファームなどで16年間経営支援の経験を積んだ後2016年独立。一児の母。
業界分析やビジネススキル、生き方、キャリア形成に関する執筆・講演多数。
著書
新規融資・事業再生に結びつく ホテル旅館の事業性評価
女性社員の心得

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