3. 株価急騰の真の理由?「空売り機関投資家」への痛烈な一撃

本来ならニュートラルなはずの発表で、なぜ株価は短期的に急上昇したのでしょうか。

泉田氏は、サンリオの株に対して「将来株価が下がる」と見込んで『空売り(ショートポジション)』を仕掛けていた機関投資家が多かったことを指摘しています。

空売りをしている投資家は、株価が下がれば利益が出ますが、逆に株価が上がると買い戻さなければならず、損失を抱えることになります。

【動画で解説】サンリオ、株価急騰の裏に「空売り機関投資家」への対抗策?

泉田氏は、サンリオ側がこの状況を把握しており、「空売りをしている機関投資家に対して、ポジティブな材料を“全部乗せ”することでポジションを解消(買い戻し)させるような、強いメッセージを出してきたのではないか」と推測しています。

実際に、株式分割・上方修正・増配という強力なカードを同時に切られたことで、空売りをしていたヘッジファンドなどは「自分たちの見立てが間違っていたかもしれない」と焦り、急いで株を買い戻す動き(ショートスクイーズ)に走りました。

この「買い戻し」による需給のひっ迫こそが、今回の短期的な株価急騰の大きな要因であると泉田氏は分析しています。