[1]ヘルプを頼める

子育てのヘルプを頼める、これほど助かることはないでしょう。子育て中は行事も多く、突発的な困りごとも起きやすいものです。急な場面でも信頼できる身内に子どものことを頼める環境は、他に代えられない助けとなります。

[2]祖父母から子育てを学べる

子どもを産んで親になっても、親もまだまだ子育て初心者です。とくに子どものギャン泣きやイヤイヤ期の対応は大変ですが、祖父母の力を借りることで家事を終わらせることができたり、子どもの気分転換をしてもらえるなど助かることも多いでしょう。

また、親としては困り果てて怒ってしまう場面でも、祖父母ならスムーズに対応できることがあります。イヤイヤしている子どもも、接する人が変わると気持ちを抑えられることもあります。親子両方の視点を変えてくれることもあるはずです。

[3]子どもにとって信頼できる大人が増える

子どもにとって、親以外に信頼できる大人が身近にいる環境は大きな安心感となります。祖父母たちは親より余裕があり、子どもを育て上げた経験者です。子どもにとってホッとできる、ある意味「良い逃げ場」となってくれます。親としても気軽に相談できること、愚痴が言えることも大きなメリットと言えるでしょう。

育児の手助けで注意すべき点を押さえておこう

メリットの大きい近居ですが、人間同士の付き合いですので心がけておきたいポイントがあります。子育てにも関わる注意すべき点について押さえておきましょう。

[1]子どもを頼む時に備えて日ごろから根回しを

祖父母に子どもを見てもらえると非常に助かりますが、頼む際に難しい面もあります。子どもは日々成長しますので「これじゃないと食べない」というこだわりが急に出てきたり、突然、危険なことをしてしまうといった変化もあります。これらをまとめて説明するのは難しいものですので、日ごろから相談事として子どもの様子を伝えるようにしてみましょう。

[2]お互いの折り合いを意識する

どんなに良い義両親であっても、人間同士ですから何でもOKとはなりません。お互いの嫌な面を目にすることもあるでしょうし、慣れ合いからくる揉め事も起こりやすくなります。育児の方針や家事のことなど、アレコレと口出しをされることもあるでしょう。

血のつながった親子であってもケンカすることがあるのですから、自分の意向も伝えつつ、折り合いをつけることを心がけましょう。

[3]義両親の「孫ブルー」に注意

注意しなければならないポイントとして、祖父母側が「体力が追いつかない」「頼られ過ぎてしまう」という困り感があります。祖父母が孫の世話を憂鬱に感じてしまう「孫ブルー」という言葉がある通り、負担になりすぎないよう、自分たちでできることはできるだけ自力で頑張っていくことも大切です。

さいごに

離れていても近居でも、義理家族との付き合い方には難しさがあるものです。いずれにしてもトラブルを増やしたりお互いの負担となりすぎないよう、心づかいが重要となります。そして、多忙な育児生活には身内の力を借りる時が必ずあります。自分の両親がいない、または頼れない時、義両親の力を借りられるならば心強いです。また子どもにとっても、たくさんの大人に大事に育てられることは成長に良い影響を与えるでしょう。

義実家への感謝の気持ちを日ごろからしっかり伝えるようにしていきましょう。

LIMO編集部